基底文字はあらかじめ作成しておく必要があります。アクセントつき文字 1 個 (またはいくつか) をフォントビューで選択し、エレメント(L)
メニューの アクセントつきグリフを構築(B)
を押してください。
例えば À を押したとします。その場合、Unicode の規格によると、これは文字 0x0041 と 0x300 から構成されます。ここで、多くの PostScript フォントには 0x0300 は存在しませんが、この文字は、しばしば存在する 0x02CB または 0x0060 とある種同義の文字です。また、Unicode によると、0x0300 は基底文字の上、水平方向に中央に置かれますから…
"A" への参照が "À" に置かれ、その文字には "A" と同じ幅が与えられます。それから "`" への参照が "A" の中央上部に置かれます。すべてのビットマップに対して、同じような何らかの処理が行われます。
2 個以上のアクセントをもつ Unicode 文字がいくつかあります。追加のアクセントも同様に取り扱われます。このコマンドは、より一般的な複合文字を生成するのにも使用することができます。Unicode 0x2163 はローマ数字 IV であり、それを構築するのにこのコマンドを使うことができます。ギリシャ語の大文字アルファはラテン大文字 A と見掛け上まったく同じであるため、作成可能です。一方、oe 合字は "o" の後ろに "e" を並べたもので置き換えられるため、やや注意がひつようです。いくつかのアクセント (例えばセディラ) はいくつかの文字によって思いがけない扱いを受けます (言語によって扱いが違います) ので、g セディラには注意してください。Å はしばしば A の上部とリングが融合しますが、このコマンドでは A の上に浮かんだ位置に配置されます。ご注意ください。
注意: 拙作の中心揃えは、人間の目に中央揃えに見える位置を推測しようと試みています (文字の左右中心による中央揃えを行うと、中央揃えに見えない場合がしばしばあります)。構築したすべての文字を目で確かめ、アクセントを調節する準備をしておく必要があります。
フォントの統合
コマンドが存在します。これは、いくつかの小さなフォントから 1 個の巨大 Unicode フォントを作成できるように設計されています。このコマンドは、現在のフォントに統合するフォントの名前を入力するように促し、そのフォントから、現在のフォントに含まれないすべての文字をコピーします。どちらのフォントのエンコーディングも適切なものである必要があることに注意してください。
座標変換は場合によってはビットマップにも適用されますが、すべての座標変換がビットマップ変換に及ぶわけではありません。
--- メイン ---