File: date.1

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manpages-ja 0.5.0.0.20120606-1
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.\" You may copy, distribute and modify under the terms of the LDP General
.\" Public License as specified in the LICENSE file that comes with the
.\" gnumaniak distribution
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.\" The author kindly requests that no comments regarding the "better"
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.\" (C) 1999-2002 Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com>
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.\" Japanese Version Copyright (c) 2000 NAKANO Takeo all rights reserved.
.\" Translated Sun 12 Mar 2000 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
.\" Updated & Modified Sat Jan 17 19:11:31 JST 2004
.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
.\"
.\"WORD:	Coordinated Universal Time	協定世界時
.\"WORD:	last modification time		最終修正時刻
.\"WORD:	local time			地方時
.\"WORD:	literal		文字
.\"WORD:	zero padding	0 埋め
.\"WORD:	modifier	修正子
.\"
.TH date 1 "18 June 2002" "GNU Shell Utilities 2.1"
.SH 名前
date \- システムの日付と時刻を表示・設定する
.SH 書式
.B date
.BI "[\-uR] [\-d " datestr "] [\-f " datefile "] [\-r " file "] [\-s " datestr ]
.BI "[\-I [" timespec ]]
.BI "[\-\-date=" datestr "] [\--file=" datefile ]
.BI [\-\-iso\-8601[= timespec ]]
.BI [\-\-reference= file ]
.BI "[\-\-set=" datestr ]
.B [--rfc-822] [\-\-universal] [\-\-utc]
.BI [+ format "] [" MMDDhhmm [[ CC ] YY ][. ss ]]
.sp
.B date [\-\-help] [\-\-version]
.SH 説明
.B date
は引数を指定しないと、現在の時刻と日付を表示する
(表示形式は `%a %b %e %H:%M:%S %Z %Y' となる。以下を参照のこと)。
.\"NAKANO: info ページでの記述による。tnx to 鵜飼さん.
.PP
引数が指定され、かつその先頭が `+' で始まっておらず、
かつ実行者が適切な権限を持っていれば、
.B date
はシステムの時計を引数で指定された時刻・日付に設定する。
.BR \-\-date " および " \-\-set
の両オプションは、このような引数と一緒に用いることはできない。
.B \-\-universal
オプションをこのような引数とともに用いると、
指定した時刻・日付が (地方時ではなく)
協定世界時のものになる。
引数には数字だけを用いることができ、それぞれ以下の意味を持つ:
.IP \fBMM\fP
.IP \fBDD\fP
日 (月内通算)
.IP \fBhh\fP
.IP \fBmm\fP
.IP \fBCC\fP
年の最初の 2 桁 (省略可)
.IP \fBYY\fP
年の最後の 2 桁 (省略可)
.IP \fBss\fP
秒 (省略可)
.PP
指定された引数が `+' で始まる場合には、
.B date
は現在の時刻と日付を表示する (あるいは
.B \-\-date
オプションで指定された時刻と日付を指定する)。
表示形式はこの引数によって制御され、
引数の書式は
.BR strftime (3)
関数にわたす文字列の書式と同じである。
\`%' で始まるフィールドを除き、
.I format
文字列中の文字はそのまま変更されずに表示される。
.SS 時刻フィールド
.IP \fB%H\fP
時 (00..23)
.IP \fB%I\fP
時 (01..12)
.IP \fB%k\fP
時 (0..23)
.IP \fB%l\fP
時 (1..12)
.IP \fB%M\fP
分 (00..59)
.IP \fB%p\fP
AM あるいは PM のロケール
.IP \fB%r\fP
時刻、12 時間 (hh:mm:ss [AP]M)
.IP \fB%s\fP
1970-01-01 00:00:00 UTC からの秒数 (標準外の拡張)
.IP \fB%S\fP
秒 (00..60)
.IP \fB%T\fP
時刻、24 時間 (hh:mm:ss)
.IP \fB%X\fP
ロケールによる時刻の表現 (%H:%M:%S)
.IP \fB%Z\fP
タイムゾーン (例 EDT)、
あるいはタイムゾーンが決定できないならば無し
.SS 日付フィールド
.IP \fB%a\fP
ロケールの省略形の曜日名 (Sun..Sat)
.IP \fB%A\fP
ロケールの完全表記の曜日名、可変長 (Sunday..Saturday)
.IP \fB%b\fP
ロケールの省略形の月名 (Jan..Dec)
.IP \fB%B\fP
ロケールの完全表記の月名、可変長 (January..December)
.IP \fB%c\fP
ロケールの日付と時刻 (Sat Nov 04 12:02:33 EST 1989)
.IP \fB%d\fP
月内通算日数 (01..31)
.IP \fB%D\fP
日付 (mm/dd/yy)
.IP \fB%h\fP
%b と同じ
.IP \fB%j\fP
年内通算日数 (001..366)
.IP \fB%m\fP
月 (01..12)
.IP \fB%U\fP
日曜日を週の最初の日とした年内通算週 (00..53)
.IP \fB%w\fP
週のうちの曜日 (0..6) (0 が日曜日)
.IP \fB%W\fP
月曜日を週の最初の日とした年内通算週 (00..53)
.IP \fB%x\fP
ロケールの日付表現 (mm/dd/yy)
.IP \fB%y\fP
年の最後の 2 つの数字 (00..99)
.IP \fB%Y\fP
年 (1970...)
.SS 文字フィールド
.IP \fB%%\fP
文字 %
.IP \fB%n\fP
改行
.IP \fB%t\fP
水平タブ
.SS "文字埋め (padding)"
デフォルトでは、
.B date
は数値のフィールドを 0 で埋める。したがって、例えば
数値表示の月は常に 2 桁で出力される。
GNU は
.B date
の機能を拡張しており、以下の非標準の数値修正子を `%' と
フィールドの間に置くことができる:
.IP \fB\-\fP
(ハイフン) フィールドを埋めない。
出力が人に読まれる場合には便利である。
.IP \fB_\fP
(アンダースコア) フィールドをスペースで埋める。
出力に決まった数の文字が必要だが、0 を使いたくない場合に便利である。
.\"nakano: distracting は意訳しすぎ?
.SH オプション
.TP
.BI "\-d " datestr ", \-\-date " datestr
現在の時刻・日付の代わりに、
.I datestr
で指定された時刻・日付を表示する。
.I datestr
は普通のフォーマットならだいたいなんでも使うことができる。
月名、タイムゾーン、`am' や `pm' なども用いてよい。
.TP
.BI "\-f " datefile ", \-\-file=" datefile
.B \-d
とともに指定された
.I datefile
を 1 行ずつパースして、結果の時刻と日付を表示する。
.I datefile
が `-' の場合は標準入力が用いられる。
これは、たくさんの日付を処理しなければならない場合に便利である。
.B date
の実行ファイルを何回も起動するオーバーヘッドは無視できないからである。
.TP
.BI "\-r " file ", \-\-reference=" file
表示する時刻と日付を
.I file
の最終修正時刻にする。
.TP
.BI "\-s " datestr ", \-\-set " datestr
時刻と日付を
.I datestr
に設定する。上述の
.B \-d
を見よ。成功すると 0 を返し、失敗すると 0 以外を返す。
.TP
.B "\-u, \-\-universal, \-\-utc"
タイムゾーンが地方時 (壁時計の時刻) ではなく
UTC0 (協定世界時、これはグリニッジ平均時もしくは GMT として知られている) に
設定されたものとする。
.TP
.B \-I [\fItimespec\fB], \-\-iso\-8601[=\fItimespec\fB]
日付を ISO 8601 で指定されている書式 `%Y\-%m\-%d' で、
時刻を
.I timespec
で指定されている形式で表示する (後者のデフォルトは
.BR auto )。
時刻部分の表示には `T' が前置され、`%z' 
.RB ( \-\-utc
が指定されている場合には `%Z') が後置される。
.\"nakano: date -I hours ってのは効かないようですが...
.RS
.TP
.B auto
時刻を表示しない。
.TP
.B hours
その日の時刻を表示する。
.TP
.B minutes
時・分を表示する。
.TP
.B seconds
時・分・秒を表示する。
.RE
.TP
.B \-R, \-\-rfc-822
時刻と日付を RFC-822 で指定された書式である `%a,
%_d %b %Y %H:%M:%S %z' で表示する。
.B \-\-utc
が同時に指定されると、`%z' の代わりに `GMT' を用いる。
日付と月の名前は `C' ロケールに基づいて表示される。
.TP
.B "\-\-help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
.TP
.B "\-\-version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
.SH 例
.PP
一昨日の日付を表示するには:
.IP
date \-\-date \'2 days ago\'
.PP
3 ヶ月と 1 日後の日付を表示するには:
.IP
date \-\-date \'3 months 1 day\'
.PP
今年のクリスマスが年の初めから何日目かを表示するには:
.IP
date --date \'25 Dec\' +%j
.PP
完全な月名と日付からなる書式で今日を表示するには:
.IP
date \'+%B %d\'
.PP
しかしこの結果はお望みのものではないかもしれない。
なぜなら月の最初の 9 日を表示させるとき、\`%d\' は 2 桁のフィールドの
最初を 0 で埋めるからである。例えば \`date \-d 1-may \'+%B %d\'\'
の結果は \`May 01\' となる。
.PP
同じ日を、1 桁の日付の前に 0 を置かないように表示するには、
標準にはない \`\-\' 修正子を用いて 0 埋めを行わないようにすればよい。
.IP
date \-d 1-may \'+%B %-d\'
.SH 注意
プログラムのバグについては bug-sh-utils@gnu.org に報告してください。
ページの更新は Ragnar Hojland Espinosa
<ragnar@ragnar-hojland.com> が行っています。