File: nl.1

package info (click to toggle)
manpages-ja 0.5.0.0.20120606-1
  • links: PTS
  • area: main
  • in suites: wheezy
  • size: 25,964 kB
  • sloc: perl: 161; makefile: 116
file content (183 lines) | stat: -rw-r--r-- 6,538 bytes parent folder | download | duplicates (6)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
.\" You may copy, distribute and modify under the terms of the LDP General
.\" Public License as specified in the LICENSE file that comes with the
.\" gnumaniak distribution
.\"
.\" The author kindly requests that no comments regarding the "better"
.\" suitability or up-to-date notices of any info documentation alternative
.\" is added without contacting him first.
.\"
.\" (C) 2002 Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com>
.\"
.\"	GNU nl man page
.\"	man pages are NOT obsolete!
.\"	<ragnar@ragnar-hojland.com>
.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 2000 NAKANO Takeo all rights reserved.
.\" Translated Sun 12 Mar 2000 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
.\"
.TH NL 1 "7 October 2002" "GNU textutils 2.1"
.SH 名前
nl \- 行番号を付けてファイルを出力する
.SH 書式
.B nl
.RB [ \-p "] [" "\-b \fISTYLE\fR" "] [" "\-d \fICD\fR" ]
.RB [ "\-f \fISTYLE\fR" "] [" "\-h \fISTYLE\fR" "] [" "\-i \fINUMBER\fR" ]
.RB [ "\-l \fINUMBER\fR" "] [" "\-n \fIFORMAT\fR" "] [" "\-s \fISTRING\fR" ]
.RB [ "\-v \fINUMBER\fR" "] [" "\-w \fINUMBER\fR" ]
.RB [ "\-\-body\-numbering=\fISTYLE\fR" ] 
.RB [ "\-\-footer\-numbering=\fISTYLE\fR" ]
.RB [ "\-\-header\-numbering=\fISTYLE\fR" ]
.RB [ "\-\-join\-blank\-lines=\fINUMBER\fR" ]
.RB [ "\-\-page\-increment=\fINUMBER\fR" ]
.RB [ \-\-no\-renumber ]
.RB [ "\-\-number\-format=\fIFORMAT\fR" ]
.RB [ "\-\-number\-separator=\fIFORMAT\fR" ]
.RB [ "\-\-number\-width=\fINUMBER\fR" ]
.RB [ "\-\-section\-delimiter=\fICD\fR" ]
.RB [ "\-\-starting\-line\-number=\fINUMBER\fR" ]
.RI [ FILE... ]

.BR nl " [" \-\-help "] [" \-\-version ]
.SH 説明
.B nl
は指定された
.I FILE
それぞれを標準出力に書く。
その際行番号を一部または全部の行に追加する。
.I FILE
が一つも与えられないと標準入力から読み込む。また
.I FILE
.RB ` \- '
だった場合には、そのファイルには標準入力が用いられる。

.B nl
は入力を論理ページ (logical page) に分解する。デフォルトでは、
行番号は各々の論理ページの先頭で 1 にリセットされる。
.B nl
は入力されたファイルすべてをまとめてひとつの文書とみなす。
したがってファイルの切れ目でも行番号や論理ページはリセットされない。
.SH オプション
.TP
.B \-b \fISTYLE\fB, \-\-body\-numbering=\fISTYLE
各論理ページの本文セクションにおける行の番号付けの方式を選択する。
行に番号がつかないと、カレントの行番号は増加しないが、
行番号の区切る文字は行の前に置かれる。形式は以下の通り。
.RS
.TP
.B a
全ての行に番号をふる。
.TP
.B t
空行でない行のみに番号をふる (本文セクションのデフォルト)
.TP
.B n
行番号をふらない (ヘッダ・フッタセクションのデフォルト)
.TP
.BI p REGEXP
.I REGEXP
にマッチした行だけに番号をふる。
.RE
.TP
.B \-d \fICD\fB, \-\-section\-delimiter=\fICD
セクション区切りとなる二文字を
.I CD
にする (デフォルトは `e:')。
.I C
だけが与えられた場合は、2 文字めは `:' のままとなる。
('\e' 等のメタキャラクタを指定する場合には、シェルの展開から守るために
クォートするか、バックスラッシュを一つ余計に付けるのを忘れないように。)
.TP
.B \-f \fISTYLE\fB, \-\-footer\-numbering=\fISTYLE
.B \-\-body\-numbering
を見よ。
.TP
.B \-h \fISTYLE\fB, \-\-header\-numbering=\fISTYLE
.B \-\-body\-numbering
を見よ。
.TP
.B \-i \fINUMBER\fB, \-\-page\-increment=\fINUMBER
行番号の増分を
.I NUMBER
にする (デフォルトは 1)。
.TP
.B \-l \fINUMBER\fB, \-\-join\-blank\-lines=\fINUMBER
.I NUMBER
だけ連続した空行を、
番号付けの際に 1 論理行とみなし、最後の空行にのみ番号を付ける
.RI ( NUMBER
のデフォルトは 1)。
空行の連続が
.I number
以下の場合には、番号付けを行わない。
空行とはスペースやタブも含め、文字を全く含まない行のこと。
.TP
.B \-n \fIFORMAT\fB, \-\-number\-format=\fIFORMAT
行番号の出力フォーマットを指定する (デフォルトは `\fBrn\fR'):
.RS
.TP
.B ln
左詰めにし、先頭の 0 埋めをしない。
.TP
.B rn
右詰めにし、先頭の 0 埋めをしない。
.TP
.B rz
右詰めにし、先頭は 0 で埋める。
.RE
.TP
.B \-p, \-\-no\-renumber
論理ページの先頭で行番号をリセットしない。
.TP
.B \-s \fISTRING\fB, \-\-number\-separator=\fIFORMAT
出力ファイルの行番号とテキスト行の間の区切りに
.I STRING
を用いる (デフォルトは <TAB>)。
.TP
.B \-v \fINUMBER\fB, \-\-starting\-line\-number=\fINUMBER
それぞれの論理ページの行番号を
.I NUMBER
から始める (デフォルトは 1)。
.TP
.B \-w \fINUMBER\fB, \-\-number\-width=\fINUMBER
行番号表示に用いる文字数を
.I NUMBER
にする (デフォルトは 6)。
.TP
.B "\-\-help"
標準出力に使用方法のメッセージを出力して正常終了する。
.TP
.B "\-\-version"
標準出力にバージョン情報を出力して正常終了する。
.SH 論理ページ
論理ページは三つのセクションからなる。
ヘッダ (header)、本文 (body)、フッタ (footer) である。
セクションは空であってもよい。
また、それぞれを別な形式で番号付けすることもできる。

入力ファイル中に以下のデリミタ文字列 (delimiter string)
だけからなる行があると、論理ページのセクションの始まりとみなされる。
.TP
.B \e:\e:\e:
ヘッダの先頭
.TP
.B \e:\e:
本文の先頭
.TP
.B \e:
フッタの先頭
.PP			
これらの文字列を構成する二文字は、オプションによって
.RB ` \e "' と `" : '
以外にも変更できる。しかしパターンとそれぞれの文字列の長さは変更できない。
セクションのデリミタ文字列は出力では空行となる。
入力ファイルのうち、
最初のセクションデリミタ文字列の前に来るテキストは本文セクションとみなされる。
したがって
.B nl
は、セクションのデリミタ文字列を含まないファイルを
単一の本文セクションからなるものとみなす。
.SH 注意
プログラムのバグについては bug-textutils@gnu.org に報告してください。
.br
man ページは Ragnar Hojland Espinosa <ragnar@ragnar-hojland.com> が作成しました。