File: pap.1

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manpages-ja 0.5.0.0.20120606-1
  • links: PTS
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  • sloc: perl: 161; makefile: 116
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.\" Japanese Version Copyright (c) 2001-2004 Yuichi SATO
.\"         all rights reserved.
.\" Translated Tue Mar 13 19:47:11 JST 2001
.\"         by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
.\" Updated & Modified Wed Feb 11 16:50:01 JST 2004
.\"         by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
.\"
.TH PAP 1 "6 May 2002" "netatalk 1.5"
.SH 名前
pap, papstatus \- Printer Access Protocol を使ったリモートプリンタのクライアントインターフェース
.SH 書式
.B pap
[
.B -A
.I address
] [
.B -c
] [
.B -d
] [
.B -e
] [
.B -E
] [
.B -p
.I nbpname
] [
.B -s
.I statusfile
] [
.B -w
] [
.B -W
] [
.I FILES
]
.sp
.B papstatus
[
.B -p
.I nbpname
]
.SH 説明
.B pap
は Apple Printer Access Protocol (PAP) を使って AppleTalk に接続された
プリンタに接続したりファイルを送ったりするのに使われる。
.B pap
が実行を開始すると、
PAP を使ってプリンタとセッションをオープンしようと試み、
.I files
をプリンタにダウンロードする。
.LP
.I files
がコマンドライン上で指定されていない場合、
.B pap
は標準入力を読み込み始める。
.LP
プリンタがコマンドライン上で指定されていない場合、
.B pap
はカレントワーキングディレクトリ内の
.B .paprc
というファイルを探し、このファイルを読んでプリンタの
.I nbpname
を取得しようとする。
空行と
.RB ` # '
で始まる行は無視される。
.I type
.I zone
のデフォルトは、それぞれ
.B LaserWriter
とローカルホストのゾーンである。
.LP
.B pap
.BR lpd (8)
にスプールされる印刷ジョブを AppleTalk で接続されたプリンタに送るための
通信フィルタとして役立つように設計されている点に注意すること。
このように使用するためのヒントについては、
.BR psf (8)
を参照すること。
.SH オプション
.HP
.B -A
.I address
.br
Appletalk アドレス
.I address
のプリンタに接続し、プリンタ名を見つけるのに
.B .paprc
ファイルを調べない。
.I address
の書式については
.BR atalk_aton (3)
を参照すること。
.TP
.B -c
停止して待たせる。
PAP プロトコルは
「クライアントがプリンタに対して印刷の待ち時間を知らせる」
という簡単なキュー手続きを指定する。
このオプションは、
.B pap
に対して、待っている時間に何もさせないようにする。
.TP
.B -d
デバッグ出力を有効にする。
.TP
.B -e
プリンタからの全てのメッセージを、標準出力ではなく、標準エラー出力に送る。
.BR psf (8)
は、このオプションを付けて
.B pap
を起動する。
.TP
.B -E
プリンタからの EOF を待たない。
このオプションは、PAP を正しく実装していないプリンタに対して役立つ。
正しい実装では、クライアント側は接続を閉じる前に
プリンタが EOF を返すのを待たなければならない。
EOF を待たないクライアントがあるので、
それに関連したバグを持った実装をしているプリンタもある。
.HP
.B -p
.I nbpname
.br
.I nbpname
という名前のプリンタに接続する。
プリンタ名を見付けるために
.B .paprc
ファイルを調べない。
.IR nbpname
の書式は
.BR nbp_name (3)
を参照すること。
.HP
.B -s
.I statusfile
.br
プリンタからの最新状態メッセージが書き込まれている
.I statusfile
という名前のファイルを更新する。
.B pap
は、プリンタが入力を処理しているのを待つ間、プリンタから状態を取得する。
.I statusfile
には改行で終端された 1 行がある。
.B pap
.BR lpd
のスプールディレクトリ内で
.BR psf (8)
によって起動される場合、
このオプションが便利である。
.TP
.B -w
ジョブを送る前にプリンタ状態に "waiting" という単語が現れるのを待つ。
このオプションは、HP IV, V プリンタのプリンタ側スプールを無効にする。
.TP
.B -W
ジョブを送る前にプリンタ状態に "idle" という単語が現れるのを待つ。
このオプションは、HP IV, V プリンタのプリンタ側スプールを無効にする。
.SH ファイル
.TP 20
.B .paprc
プリンタ名がコマンドラインから指定されなかった場合に、
プリンタ名を取得するために読み込まれるファイル。
.SH 関連項目
.BR nbp_name (3),
.BR atalk_aton (3),
.BR lpd (8),
.BR psf (8).