1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243
|
.\" Copyright (c) 1980, 1989, 1991 The Regents of the University of California.
.\" All rights reserved.
.\"
.\" Redistribution and use in source and binary forms, with or without
.\" modification, are permitted provided that the following conditions
.\" are met:
.\" 1. Redistributions of source code must retain the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer.
.\" 2. Redistributions in binary form must reproduce the above copyright
.\" notice, this list of conditions and the following disclaimer in the
.\" documentation and/or other materials provided with the distribution.
.\" 3. All advertising materials mentioning features or use of this software
.\" must display the following acknowledgement:
.\" This product includes software developed by the University of
.\" California, Berkeley and its contributors.
.\" 4. Neither the name of the University nor the names of its contributors
.\" may be used to endorse or promote products derived from this software
.\" without specific prior written permission.
.\"
.\" THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE REGENTS AND CONTRIBUTORS ``AS IS'' AND
.\" ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE
.\" IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE
.\" ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL THE REGENTS OR CONTRIBUTORS BE LIABLE
.\" FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL
.\" DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS
.\" OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION)
.\" HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT
.\" LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY
.\" OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF
.\" SUCH DAMAGE.
.\"
.\" @(#)fstab.5 6.5 (Berkeley) 5/10/91
.\"
.\" Modified Sat Mar 6 20:45:03 1993, faith@cs.unc.edu, for Linux
.\" Sat Oct 9 10:07:10 1993: converted to man format by faith@cs.unc.edu
.\" Sat Nov 20 20:47:38 1993: hpfs documentation added
.\" Sat Nov 27 20:23:32 1993: Updated authorship information
.\" Wed Jul 26 00:00:00 1995: Updated some nfs stuff, joey@infodrom.north.de
.\" Tue Apr 2 00:38:28 1996: added info about "noauto", "user", etc.
.\" Tue Jun 15 20:02:18 1999: added LABEL and UUID
.\" Sat Jul 14 2001: Michael K. Johnson <johnsonm@redhat.com> added -O
.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 1997-1999 ISHIOKA Takashi and NAKANO Takeo
.\" all rights reserved.
.\" Translated Mon Sep 8 14:02:18 1997
.\" by ISHIOKA Takashi
.\" Thu Feb 5 10:31:23 1998: follow man-pages 1.18
.\" Mon Feb 9 15:16:13 1998: correction
.\" Updated Sat 23 Oct by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
.\" Updated Mon Apr 9 20:43:51 JST 2001
.\" by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
.\" Updated Sat Aug 18 10:01:58 JST 2001 by Yuichi SATO
.\" Updated & Modified Sun Mar 2 16:58:13 JST 2003
.\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
.\" Updated & Modified Fri May 6 04:29:45 JST 2005 by Yuichi SATO
.\"
.TH FSTAB 5 "15 June 1999" "Linux 2.2" "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
fstab \- ファイルシステムの静的な情報
.SH 書式
.B #include <fstab.h>
.SH 説明
このファイル
.B fstab
には様々なファイルシステムに関する情報が記述されている。
.B fstab
ファイルはプログラムによって読みこまれるだけで書き込まれることはない。
このファイルを適切に作り、保守するのはシステム管理者の責任である。
それぞれのファイルシステムは一行単位で記述され、
各行のフィールドは TAB 文字もしくは空白 (spaces) で区切られる。
\&'#' で始まる行はコメントである。
.BR fsck (8),
.BR mount (8),
.BR umount (8)
などのプログラムは、
.B fstab
ファイルを先頭から順に読み込んで処理するため、
.B fstab
に記述されるレコード (ファイルシステム) の順序は重要である。
最初のフィールド
.RI ( fs_spec )
は、マウントしたいブロックスペシャルデバイス
もしくはリモートファイルシステムを記述する。
.LP
通常のマウントでは、これはマウントされるブロックスペシャルデバイスノード
(またはそれへのリンク) である。これは
.BR mknod (8)
によって作成される。たとえば `/dev/cdrom' や `/dev/sdb7'
といったものになる。
NFS マウントの場合は <host>:<dir> という書式になる。
たとえば `knuth.aeb.nl:/' などである。
procfs の場合は `proc' を使う。
.LP
デバイスを明示する代わりに、
マウントされる (ext2 または xfs) ファイルシステムを
UUID とボリュームラベルで指定することもできる
.RB ( e2label (8)
または
.BR xfs_admin (8)
を参照のこと)。
この場合は LABEL=<label> または UUID=<uuid> のように書く。
たとえば `LABEL=Boot' や
`UUID=3e6be9de\%-8139\%-11d1\%-9106\%-a43f08d823a6' のようになる。
こうするとシステムはより強固になる。
SCSI ディスクを追加・削除してディスクデバイスの名前が変わっても、
ファイルシステムのボリュームラベルは変化しないからである。
2 番目のフィールド
.RI ( fs_file )
は、ファイルシステムのマウントポイントを記述する。
スワップパーティションの場合、
このフィールドは `none' と明記する必要がある。
マウントポイントに含まれている空白は、`\\040' のようにエスケープできる。
3 番目のフィールド
.RI ( fs_vfstype )
は、ファイルシステムのタイプを記述する。
Linux では
.IR adfs ,
.IR affs ,
.IR autofs ,
.IR coda ,
.IR coherent ,
.IR cramfs ,
.IR devpts ,
.IR efs ,
.IR ext2 ,
.IR ext3 ,
.IR hfs ,
.IR hpfs ,
.IR iso9660 ,
.IR jfs ,
.IR minix ,
.IR msdos ,
.IR ncpfs ,
.IR nfs ,
.IR ntfs ,
.IR proc ,
.IR qnx4 ,
.IR reiserfs ,
.IR romfs ,
.IR smbfs ,
.IR sysv ,
.IR tmpfs ,
.IR udf ,
.IR ufs ,
.IR umsdos ,
.IR vfat ,
.IR xenix ,
.IR xfs ,
更にそれ以外の多くのファイルシステムタイプをサポートする。
詳細は
.BR mount (8)
を参照すること。
稼働中のカーネルが現在サポートしているファイルシステムについては、
.I /proc/filesystems
を見よ。
エントリ
.I swap
はスワップに使われるファイルまたはパーティションを表す。
.BR swapon (8)
を参照。
エントリ
.I ignore
により、その行は無視される。
これは現在使用されていないディスクパーティションを表示するのに役立つ。
4 番目のフィールド
.RI ( fs_mntops )
は、 ファイルシステム毎のマウントオプションを記述する。
これはカンマで区切られたオプションのリストである。
少なくともマウントのタイプを書く必要がある。
加えてファイルシステムのタイプに応じた
適切なオプションが書かれていることが多い。
NFS 以外のファイルシステムで使用可能なオプションについては、
.BR mount (8)
を参照のこと。
nfs 固有のオプションについては
.BR nfs (5)
を参照のこと。
どのようなファイルシステムにも適用できるオプションは、
``noauto'' ("mount -a" を実行したとき (ブート時など) にマウントしない),
``user'' (ユーザにマウントを許可する),
``owner'' (デバイスの所有者にマウントを許可する),
``comment'' (例えば、fstab 管理プログラムで使用するため) である。
``owner'' と ``comment'' は Linux 独自のオプションである。
詳細は
.BR mount (8)
を参照のこと。
5 番目のフィールド
.RI ( fs_freq )
は、これらのファイルシステムを
.BR dump (8)
コマンドが
ダンプする必要があるかを決定するために用いられる。
5 番目のフィールドがなければ、
0 が戻り値となり、
.B dump
はそのファイルシステムをダンプする必要が無いとみなす。
6 番目のフィールド
.RI ( fs_passno )
は
.BR fsck (8)
プログラムが用い、
ブート時にファイルシステムのチェックを実行する順序を
決定するために参照される。
ルートファイルシステムは
.I fs_passno
を 1 と明記する必要があり、
その他のパーティションは、
.I fs_passno
を 2 とする必要がある。
1 つのドライブ中のファイルシステムは順番にチェックされる。
しかし、異なるドライブのファイルシステムは
ハードウェアの並列性を役立たせる為に
同時にチェックされる。
6 番目のフィールドが存在しないか 0 である場合には
0 値が返り、
.B fsck
はそのファイルシステムをチェックする必要がないとみなす。
.B fstab
ファイルからレコードを読む正しい方法は、
.BR getmntent (3)
ルーチンを用いることである。
.SH ファイル
.I /etc/fstab
.SH 関連項目
.BR getmntent (3),
.BR mount (8),
.BR swapon (8),
.BR fs (5)
.BR nfs (5)
.SH 履歴
この
.B fstab
ファイルフォーマットの原型は 4.0BSD で導入された。
.\" ただし、コメントの方法、オプション、vfs_type は無かった。
.\" 代わりにタイプ rw/ro/rq/sw/xx があった。ここで xx は 'ignore' を表す。
|