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.\" Copyright (c) Bruno Haible <haible@clisp.cons.org>
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.\" modify it under the terms of the GNU General Public License as
.\" published by the Free Software Foundation; either version 2 of
.\" the License, or (at your option) any later version.
.\" %%%LICENSE_END
.\"
.\" References consulted:
.\" GNU glibc-2 source code and manual
.\" Dinkumware C library reference http://www.dinkumware.com/
.\" OpenGroup's Single UNIX specification http://www.UNIX-systems.org/online.html
.\" ISO/IEC 9899:1999
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.TH WCSTOMBS 3 2014\-03\-18 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
wcstombs \- ワイド文字列をマルチバイト文字列に変換する
.SH 書式
.nf
\fB#include <stdlib.h>\fP
.sp
\fBsize_t wcstombs(char *\fP\fIdest\fP\fB, const wchar_t *\fP\fIsrc\fP\fB, size_t \fP\fIn\fP\fB);\fP
.fi
.SH 説明
\fIdest\fP が NULL でない場合、 \fBwcstombs\fP() 関数は ワイド文字列 \fIsrc\fP を \fIdest\fP
から始まるマルチバイト文字列に 変換する。\fIdest\fP には最大で \fIn\fP バイトが書き込まれる。
変換は初期状態で開始される。変換は以下の3つの理由により停止する。
.PP
1. (現在のロケールにおける)マルチバイト列で表現できないワイド文字に 遭遇した場合。この場合には \fI(size_t)\ \-1\fP が返される。
.PP
2. 長さ制限によって強制停止させられた場合。この場合には \fIdest\fP に 書き込まれたバイト数が返される。しかしこの時点でのシフト状態は失われる。
.PP
3. ワイド文字列が終端のヌルワイド文字 (L\(aq\e0\(aq) を含めて完全に変換された場合。 この場合には変換は初期状態で終了し、
\fIdest\fP に書き込まれたバイト数を返す (終端のヌルバイト (\(aq\e0\(aq) は含まれない)。
.PP
プログラマーは \fIdest\fP に最低でも \fIn\fP バイトの空きがあることを 保証しなければならない。
.PP
\fIdest\fP が NULL の場合、\fIn\fP は無視される。上記と同様に変換が行 なわれるが変換結果のバイト列はメモリには書き込まれない。
また長さの上限が存在しない。
.PP
上記の 2. の場合を避けるために、プログラマーは \fIn\fP が \fIwcstombs(NULL,src,0)+1\fP
以上であることを保証しなければならない。
.SH 返り値
\fBwcstombs\fP() 関数は生成したマルチバイト列のバイト数を返す。終端の ヌル文字は含まない。もし変換できないワイド文字に遭遇した場合には
\fI(size_t)\ \-1\fP を返す。
.SH 準拠
C99.
.SH 注意
\fBwcstombs\fP() の動作は現在のロケールの \fBLC_CTYPE\fP カテゴリに依存している。
.PP
\fBwcsrtombs\fP() 関数は同じ機能のためのスレッド・セーフな インターフェースを提供する。
.SH 関連項目
\fBmblen\fP(3), \fBmbtowc\fP(3), \fBmbstowcs\fP(3), \fBwcsrtombs\fP(3) \fBwctom\fP(3)
.SH この文書について
この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.65 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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