File: zmore.1

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manpages-ja 0.5.0.0.20180315%2Bdfsg-1
  • links: PTS, VCS
  • area: main
  • in suites: buster
  • size: 28,516 kB
  • sloc: perl: 161; makefile: 101
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.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
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.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 1993-2012
.\" NetBSD jman proj., Yuichi SATO and Akihiro MOTOKI
.\"         all rights reserved.
.\" Translated 1993-10-15, NetBSD jman proj. <jman@spa.is.uec.ac.jp>
.\" Updated 2000-06-10, Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
.\" Updated 2012-04-20, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>, gzip 1.4
.\"
.TH ZMORE 1   
.SH 名前
zmore \- 圧縮されたテキストを CRT で見るためのファイル閲覧フィルタ
.SH 書式
\fBzmore\fP [ name ...  ]
.SH 説明
\fIzmore\fP は、圧縮されたテキストファイルや通常のテキストファイルを ソフトコピー端末上で一度に全画面で閲覧するためのフィルタである。
\fIzmore\fP は \fIcompress, pack, gzip\fP で圧縮されたファイルに対して動作する
(圧縮されていないファイルに対しても動作する)。 ファイルが存在しない場合、 \fIzmore\fP は、そのファイル名に拡張子 .gz, .z, .Z
をつけた名前のファイルを探す。
.PP
\fIzmore\fP は通常、1 画面毎に画面の一番下に \-\-More\-\- と表示して一時停止する。 キャリッジリターンを打つと、1 行分表示を進める。
スペースを打つと、1 画面分表示を進める。 他のキーについては、後に列挙する。
.PP
\fIzmore\fP は端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイル \fI/etc/termcap\fP を調べる。 24
行表示できる端末では、デフォルトのウインドウサイズは 22 行である。 デフォルトの \fImore\fP 以外のページャーを使いたい場合、環境変数
PAGER を \fIless\fP のような好みのプログラム名に設定すること。
.PP
\fIzmore\fP が一時停止しているときに打つことのできる、 その他のシーケンスとその結果は次の通りである (\fIi\fP はオプションの引き数 (整数値)
で、デフォルトは 1 である)。
.PP
.IP \fIi\^\fP<space>
\fIi\fP 行分表示を進める (引き数が与えられない場合、1 画面分進める)。
.PP
.IP ^D
11 行進めて表示する (\*(lqスクロール\*(rq)。
\fIi\fP が与えられると、スクロールサイズが \fIi\fP に設定される。
.PP
.IP d
^D (control\-D) と同じ。
.PP
.IP \fIi\^\fPz
\fIi\fP が与えられた場合に新しいウインドウサイズになる、という以外はスペースを
打った場合と同じ。 現在のファイルの終りでは、ウインドウサイズがデフォルトの値に
戻ることに注意すること。
.PP
.IP \fIi\^\fPs
\fIi\fP 行分スキップし、画面いっぱいに表示する。
.PP
.IP \fIi\^\fPf
\fIi\|\fP 画面分スキップし、画面いっぱいに表示する。
.PP
.IP "q または Q"
現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。
.PP
.IP "e または q"
プロンプト \-\-More\-\-(Next file: \fIfile\fP)  が表示されているとき、このコマンドは zmore を終了させる。
.PP
.IP s
プロンプト \-\-More\-\-(Next file: \fIfile\fP)  が表示されているとき、このコマンドは zmore を次のファイルに
スキップさせ続行させる。
.PP
.IP =
現在の行番号を表示する。
.PP
.IP \fIi\fP/expr
正規表現 \fIexpr\fP の \fIi\^\fP 番目の場所を検索する。
パターンが見つからない場合、 \fIzmore\fP は (もしあるなら) 次のファイルに移る。
見つかった場合は、正規表現が見つかった場所の 2 行前から始まる 1 画面分を表示する。
削除文字やキル文字を正規表現を編集するために使用してもよい。
最初の桁を越えて削除すると、検索コマンドはキャンセルされる。
.PP
.IP \fIi\^\fPn
前に打ち込んだ正規表現の \fIi\^\fP 番目の場所を検索する。
.PP
.IP !command
\fIcommand\fP でシェルを起動する。 "command" 内の `!' という文字は、
前のシェルコマンドで置き換えられる。 "\e!" という文字列は "!" で置き換えられる。
.PP
.IP ":q または :Q"
現在のファイルの読み込みを終了し、(もしあるなら) 次のファイルに移る。 (q または Q と同じ)。
.PP
.IP .
(ドット) 前のコマンドを繰り返す。
.PP
コマンドはすぐに影響を及ぼす。 つまりキャリッジリターンを打つ必要はない。 ユーザーはコマンド文字そのものを打つ前に、
数値の引き数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは \-\-More\-\- というメッセージを
もう一度表示させるために、削除文字を打ち込むことができる。
.PP
出力が端末に送られるどの時点でも、ユーザーは終了キー (通常は control\-\e) を 打ち込むことができる。 \fIzmore\fP
は出力を送るのを止めて、通常の \-\-More\-\- プロンプトを表示する。 その後、ユーザーは上のコマンドを普通の方法で打ち込むことができる。
終了キーを打った場合に、運悪く出力が失われることがある。 それは、終了シグナルが起きたときに、端末の出力キューで待っていた
すべての文字がフラッシュされてしまったためである。
.PP
このプログラムは出力を連続的なものにするために、端末を \fInoecho\fP モードにする。/ と !
コマンドを除いて、打ち込まれた文字は端末上に見えない。
.PP
標準出力がテレタイプでない場合、 \fIzmore\fP は \fIzcat\fP のように動作する。 ただし、ヘッダが各ファイルの前に表示される。
.SH ファイル
.TP 
/etc/termcap
端末データベース
.SH 関連項目
more(1), gzip(1), zdiff(1), zgrep(1), znew(1), zforce(1), gzexe(1)