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.\" Man page for format of the manpath.config data file
.\"
.\" Copyright (C), 1994, 1995, Graeme W. Wilford. (Wilf.)
.\"
.\" You may distribute under the terms of the GNU General Public
.\" License as specified in the file COPYING that comes with the
.\" man_db distribution.
.\"
.\" Sat Oct 29 13:09:31 GMT 1994 Wilf. (G.Wilford@ee.surrey.ac.uk)
.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 1998 NAKANO Takeo all rights reserved.
.\" Translated Fri 25 Sep 1998 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
.\"
.\"WORD: hierarchy 系列
.\"
.TH manpath 5 "July 12th, 1995" "2.3.10" "/etc/manpath.config"
.SH 名前
manpath \- /etc/manpath.config ファイルのフォーマット
.SH 説明
manpath 設定ファイルは、マニュアルページのユーティリティによって用いら
れる。ユーザの manpath を実行時に評価したり、どのマニュアルページ系列
(hierarchy) すなわち manpath を `global' として扱うかを判断したり、
どのディレクトリを cat ファイルを保管するディレクトリとして用いるかを
決定するために用いられる。
環境変数
.RB $ MANPATH
がすでに設定されている場合には、 /etc/manpath.config に含まれている
情報はそれを上書きしない。
.SH フォーマット
現在のところ、以下のフィールドタイプが認識される。
.TP
.BI # \ comment
空行や
.B #
で始まる行はコメントとみなされ、無視される。
.TP
.BI MANDATORY_MANPATH \ manpath_element
この形式の行は、自動的に生成される
.RB $ MANPATH
には必ず含まれているべき manpath を示す。
.I /usr/man
などが典型である。
.TP
.BI MANPATH_MAP \ path_element\ manpath_element
この形式の行は
.RB PATH
から
.RB $ MANPATH
へのマッピングを設定する。それぞれの
.I path_element
がユーザの
.RB $ PATH
に含まれていると、
.I manpath_element
が
.RB $ MANPATH
に追加される。
.TP
\fBMANDB_MAP \fImanpath_element \fR\|[\| \fIcatpath_element\fR \|]
この形式の行は、どの manpath を `global' として扱い、またそれらの cat
ページをどこに保存するかを指定する (後半は省略可)。この形式のフィール
ドは、
.B man
が setuid されたプログラムである場合に特に重要である。なぜなら、これは
どの系列を setuid されたユーザー権限でアクセスし、どれを起動ユーザーの
権限でアクセスするかを指定することになるからである。
`global' なマニュアルページの系列は、通常
.I /usr
以下に保管されている。例えば
.IR /usr/man ,
.IR /usr/local/man ,
.I /usr/X11R6/man
などがこれにあたる。
特定の
.I manpath_element
からの cat ページは保管したくない場合や、伝統的な位置に保管したい場合には、
.I catpath_element
は省略する。
伝統的な cat の場所は、リードオンリーでマウントされているマニュアルペー
ジの系列下にすることはできない。この理由から、これらの保管場所としては、
任意のディレクトリ系列を指定することが可能になっている (もちろん指定した
ディレクトリは有効なものでなければならない)。
.B Linux FSSTND
に従う場合には、
キーワード
.RB ` FSSTND '
を実際のディレクトリ名の代わりに用いることができる。
残念ながら、 `global' な man のツリーパスはすべて指定しなければならない。
他のシステムパス (
.I /usr/man/sun
のようなもの) やすべての
.B NLS ロケール
パス (
.I /usr/man/de_DE.88591
のようなもの) も、それぞれすべて指定する必要がある。
情報は書かれた順に一行ずつ評価されるので、他の系列のサブツリーとなって
いるような manpath は先に書かなければならない。さもないと、マッチが正
しく行われない可能性がある。例えば
.I /usr/man/de_DE.88591
は
.I /usr/man
より先に来なければならない。
.SH バグ
上記のルールが正しく守られない場合には、マニュアルページャーの機能は
正しく動作しない。これらのルールは不必要に難しい。
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