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.\"
.TH LAST 1 "20 March 1992"
.SH 名前
last \- ユーザまたは端末による最後のログインを示す
.SH 書式
.ad l
.B last
.RB [ \-\fP\fInumber\fP ]
.RB [ \-f
.IR filename ]
.RB [ \-t
.IR tty ]
.RB [ \-h
.IR hostname ]
.RB [ \-i
.IR address ]
.RB [ \-l ]
.RB [ \-y ]
.RI [ name ...]
.ad b
.SH 説明
\fBlast\fP は \fBwtmp\fP ファイルの末尾を見る。このファイルには、全ての
ログイン・ログアウトにおけるユーザや端末(あるいは、ユーザや端末のグループ)の
情報が記録されている。
引数は、ユーザ名または関係のある端末を指定する。
複数の引数が与えられる場合、引数のうちのどれにでも当てはまる情報が
出力される。
例えば、``\fBlast rootconsole\fP'' は、root による全てのセッションと、
端末で行われた全てのセッションを表示する。
\fBlast\fP は、指定されたユーザと端末のセッションに対し、
セッションの始まった時間・セッションの機関・セッションが行われた端末を
(新しい順に)表示する。
セッションがまだ継続しているか、
リブートによって切られた場合、\fBlast\fP はそのように示す。
.LP
システムがリブートすると擬似ユーザ \fBreboot\fP のログインが記録される。
.LP
引数のない \fBlast\fP は、降順にすべてのログインおよびログアウトのレコードを表示する。
.LP
\fBlast\fP が中断される場合、検索が \fBwtmp\fP の中で
どれくらい進んでいたかを示す。quit シグナルで中断されると、\fBlast\fP は
検索が終わったところまでの結果を示し、そして検索を続行する。
.SH オプション
.IP \fB\-\fP\fInumber\fP
表示するエントリの数を
.IP \fB\-\fP\fInumber\fP
で指定した数に制限する。
.IP "\fB\-f\fP \fIfilename\fP"
アカウントファイル名として
.BR /var/log/wtmp
の代わりに \fIfilename\fP を使用する。
.IP "\fB\-h\fP \fIhostname\fP"
\fIhostname\fP からのログインだけをリストする。
.IP "\fB\-i\fP \fIIP address\fP""
\fIIP address\fP からのログインだけをリストする。
.IP "\fB\-l\fP"
リモートホストの表示を、ホスト名(末尾切り落とし)ではなく IP アドレス で行う。
.IP "\fB\-t\fP \fItty\fP"
\fItty\fP 上のログインだけをリストする。
.IP "\fB\-y\fP"
日付も報告する。
.SH ファイル
/var/log/wtmp \(em login data base
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