File: create_module.2

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manpages-ja 0.5.0.0.20210215%2Bdfsg-1
  • links: PTS, VCS
  • area: main
  • in suites: bullseye
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  • sloc: perl: 161; makefile: 58
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.\" Copyright (C) 1996 Free Software Foundation, Inc.
.\"
.\" %%%LICENSE_START(GPL_NOVERSION_ONELINE)
.\" This file is distributed according to the GNU General Public License.
.\" %%%LICENSE_END
.\"
.\" 2006-02-09, some reformatting by Luc Van Oostenryck; some
.\" reformatting and rewordings by mtk
.\"
.\"*******************************************************************
.\"
.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
.\"*******************************************************************
.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 2006 Akihiro MOTOKI all rights reserved.
.\" Translated 2006-07-29, Akihiro MOTOKI <amotoki@dd.iij4u.or.jp>
.\"
.TH CREATE_MODULE 2 2014\-05\-10 Linux "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
create_module \- ローダーブルモジュールのエントリーを作成する
.SH 書式
.nf
\fB#include <linux/module.h>\fP
.sp
\fBcaddr_t create_module(const char *\fP\fIname\fP\fB, size_t \fP\fIsize\fP\fB);\fP
.fi

\fI注意\fP: この関数の宣言は glibc のヘッダーでは提供されていない。「注意」を参照。
.SH 説明
\fI注意\fP: このシステムコールが存在するのは、カーネル 2.6 より前の Linux だけである。

\fBcreate_module\fP()  は、ローダーブルモジュールのエントリーを作成し、そのモジュールの保持に必要な
カーネルメモリーを予約しようとする。 このシステムコールを使うには特権が必要である。
.SH 返り値
成功すると、モジュールが配置されるカーネル空間のアドレスを返す。 エラーの場合 \-1 を返し、 \fIerrno\fP を適切に設定する。
.SH エラー
.TP 
\fBEEXIST\fP
その名前のモジュールがすでに存在する。
.TP 
\fBEFAULT\fP
\fIname\fP がプログラムがアクセスできるアドレス空間の外部にある。
.TP 
\fBEINVAL\fP
要求したサイズが小さすぎて、モジュールのヘッダー情報すら格納できない。
.TP 
\fBENOMEM\fP
モジュールを格納するのに必要な大きさの連続したメモリーブロックを カーネルが確保できなかった。
.TP 
\fBENOSYS\fP
\fBcreate_module\fP() がこのバージョンのカーネルではサポートされていない (例えば、カーネルのバージョンが 2.6 以降)。
.TP 
\fBEPERM\fP
呼び出し元が特権 (\fBCAP_SYS_MODULE\fP ケーパビリティ) を持っていなかった。
.SH バージョン
.\" Removed in Linux 2.5.48
このシステムコールが存在するのはカーネル 2.4 までの Linux だけである。 Linux 2.6 では削除された。
.SH 準拠
\fBcreate_module\fP()  は Linux 固有である。
.SH 注意
\fBcreate_module\fP() システムコールは glibc ではサポートされていない。 glibc ヘッダーでは宣言は提供されていないが、
歴史の紆余曲折を経て glibc はこのシステムコールに対する ABI を公開していない。
したがって、このシステムコールを利用するには、自分のコードの中で手動でインターフェースを宣言すればよい。 \fBsyscall\fP(2)
を使ってシステムコールを起動できる。
.SH 関連項目
\fBdelete_module\fP(2), \fBinit_module\fP(2), \fBquery_module\fP(2)
.SH この文書について
この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。