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.TH GETTTYENT 3 2013\-07\-22 GNU "Linux Programmer's Manual"
.SH 名前
getttyent, getttynam, setttyent, endttyent \- ttys ファイルのエントリーを取得する
.SH 書式
\fB#include <ttyent.h>\fP
.sp
\fBstruct ttyent *getttyent(void);\fP
.sp
\fBstruct ttyent *getttynam(const char *\fP\fIname\fP\fB);\fP
.sp
\fBint setttyent(void);\fP
.sp
\fBint endttyent(void);\fP
.SH 説明
これらの関数はファイル \fB_PATH_TTYS\fP (例えば \fI/etc/ttys\fP) へのインターフェースを提供する。
関数 \fBsetttyent\fP() はファイルをオープンする。 また既にオープンされている場合は、巻き戻す。
関数 \fBendttyent\fP() はファイルをクローズする。
関数 \fBgetttynam\fP() は指定された端末名についてファイルを検索する。 この関数は (以下で説明されている) \fIttyent\fP
構造体へのポインターを返す。
関数 \fBgetttyent\fP() は (もし必要であれば) ファイル \fB_PATH_TTYS\fP をオープンし、最初のエントリーを返す。
ファイルが既にオープンされている場合は、次のエントリーを返す。 \fIttyent\fP 構造体は以下の通りである。
.in +4n
.nf
struct ttyent {
char *ty_name; /* 端末デバイス名 */
char *ty_getty; /* 実行するコマンド。通常は getty */
char *ty_type; /* termcap のための端末タイプ */
int ty_status; /* 状態フラグ */
char *ty_window; /* ウィンドウマネージャを起動するコマンド */
char *ty_comment; /* コメントフィールド */
};
.fi
.in
\fIty_status\fP は以下のいずれか値をとることができる。
.br
.nf
#define TTY_ON 0x01 /* ログインを有効にする (ty_getty プログラムを開始する) */
#define TTY_SECURE 0x02 /* ユーザー ID 0 でのログインを許可する */
.fi
.SH 属性
.SS "マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)"
関数 \fBgetttyent\fP() は静的変数へのポインターを返す。そのため、スレッドセーフではない。
.LP
関数 \fBsetttyent\fP() と \fBendttyent\fP() は静的変数を使用する。そのため、スレッドセーフではない。
.LP
関数 \fBgetttynam\fP() はスレッドセーフではない関数 \fBgetttyent\fP() を呼び出す。そのため、スレッドセーフではない。
.SH 準拠
POSIX.1\-2001 にはない。 BSD 系に存在し、おそらく他のシステムにもあるだろう。
.SH 注意
Linux では、ファイル \fI/etc/ttys\fP と上で説明した関数は使われていない。
.SH 関連項目
\fBttyname\fP(3), \fBttyslot\fP(3)
.SH この文書について
この man ページは Linux \fIman\-pages\fP プロジェクトのリリース 3.79 の一部
である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は
http://www.kernel.org/doc/man\-pages/ に書かれている。
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