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.\" Copyright (C) 2018 Free Software Foundation, Inc.
.\" You may distribute this file under the terms of the GNU Free
.\" Documentation License.
.\"*******************************************************************
.\"
.\" This file was generated with po4a. Translate the source file.
.\"
.\"*******************************************************************
.\"
.\" translated 2022-04-06
.\"
.Dd 2018/12/17
.Os GNU
.Dt DEJAGNU 1 URM
.Sh 名前
.Nm dejagnu
.Nd DejaGnu の補助コマンド起動
.Sh 書式
.Nm dejagnu
.Ao Ar command Ac
.Op Fl -help \*(Ba Ar options...
.Nm
.Fl -help
.Nm
.Fl -version
.Sh 説明
.Nm
コマンドは、 要求された
.Ar command
を実装しているスクリプトを検索します。 複数の実装が利用可能である場合には、
内部の固定リストに基づいて、 対象を選び出します。 そしてそのコマンドを実行します。
.Sh オプション
.Bl -tag -width ".Fl -version"
.It Fl -help
コマンドを実行せず、 ヘルプメッセージを表示します。 コマンドが指定されなかった場合、
.Nm
自体の簡単な使用方法を表示します。
.It Fl V , -version
DejaGnu のバージョンを含めた、 本ツールのバージョン情報を表示します。 コマンドが指定されていても無視されます。
.It Fl v , -verbose
.Nm
自体の操作を説明する追加情報を出力します。 このオプションは、 起動されるコマンドにも受け渡されます。
.El
.Pp
コマンド名の後ろに指定された引数は、 起動されるコマンドにすべて受け渡されます。
.Sh 環境変数
.Bl -tag -width ".Ev DEJAGNULIBS"
.It Ev DEJAGNULIBS
設定する場合は、 ファイルシステム上の DejaGnu ライブラリの場所を設定します。
.Ev DEJAGNULIBS
が設定された場合、
.Sx FILES
に説明する検索処理は行われません。
.It Ev AWK
Awk インタープリターへのフルパスを指定します。 これは GNU Awk の場合もあり、 そうでない場合もあります。 これが設定されていない場合、
.Nm awk
プログラムは
.Ev PATH
から検索されます。 Awk インタープリターが GNU Awk であった場合、 Awk
インタープリターの実行時には
.Fl -posix
オプションが与えられます。
.It Ev GAWK
GNU Awk へのフルパスを指定します。 これが設定されていない場合、
.Nm gawk
プログラムは
.Ev PATH
から検索されます。
.It Ev BASH
GNU Bash へのフルパスを指定します。 これが設定されていない場合、
.Nm bash
プログラムは
.Ev PATH
から検索されます。 なおスクリプトの実行中には、 たとえ
.Nm sh
として実行していても、 この変数を設定するのは Bash です。
.It Ev EXPECT
Expect へのフルパスを指定します。 これは、 すでにロードされている Expect 拡張を使った Tcl インタープリターです。
これが設定されていない場合、
.Nm expect
プログラムは
.Ev PATH
から検索されます。 なお DejaGnu コアは
Expect によって記述されているため、 このインタープリターはいつでも利用可能となっています。
.It Ev TCLSH
Tcl インタープリターのフルパスを指定します。 これが設定されていない場合、
.Nm tclsh
プログラムは
.Ev PATH
から検索されます。
.El
.Pp
なお GNU Awk は Awk のスーパーセットであり、 Expect は Tcl のスーパーセットとみなされています。 そしていずれも、
前者のプログラムを利用して、 後者のプログラムで書かれたスクリプトを実行できるようにしています。 このことから、 一般に Awk プログラムの実行は
GNU 拡張を無効にして行われます。 それは GNU Awk に対する
.Fl -posix
オプションを使って実現しています。 Tcl
プログラムは、
.Nm tclsh
または
.Nm expect
のいずれかによって実行される場合があるため、
これに合わせて作成しておく必要があります。
.Sh ファイル
.Bl -tag -width ".Pa $DEJAGNULIBS/commands"
.It Pa $DEJAGNULIBS/commands
.Ev DEJAGNULIBS
が設定されている場合、 コマンドスクリプトは、 すべてこのディレクトリ内にあるものとして動作します。
.El
設定されていない場合、 以下に示すディレクトリの中から、 実際に存在する最初のディレクトリが用いられます。 なお
.Pa @bindir@
は
.Nm
自体が存在しているディレクトリです。
.Bl -item -offset indent
.It
.Pa @bindir@/../share/dejagnu/commands
.It
.Pa @bindir@/../../share/dejagnu/commands
.It
.Pa /usr/share/dejagnu/commands
.It
.Pa /usr/local/share/dejagnu/commands
.El
.\" .Sh EXAMPLES
.Sh 関連項目
DejaGnu の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。
.Nm info
プログラムが適切にインストールされていれば、 コマンド
.Li info dejagnu
の実行によって、 完全なマニュアルを参照できます。
.Sh 著者
.An "Jacob Bachmeyer"
.Sh バグ
シェルの利用制限により、 コマンド名は引数よりも前に記述する必要があります。
.\" LocalWords: Dt URM Nm DejaGnu Ao DEJAGNULIBS DejaGnu's Sx awk posix tclsh
.\" LocalWords: tcl superset bindir usr Texinfo
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