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.\"
.TH M4 1 2021/05 "GNU M4 1.4.19" ユーザーコマンド
.SH 名前
m4 \- マクロプロセッサー
.SH 書式
\fBm4\fP [\fI\,OPTION\/\fP]... [\fI\,FILE\/\fP]...
.SH 説明
FILE 内のマクロを処理します。 FILE の指定がない、 あるいは `\-' が指定された場合、 標準入力から読み込みます。
.PP
ロングオプション形式の必須または任意引数は、 ショートオプション形式でも必須または任意引数になります。
.SS 操作モード:
.TP
\fB\-\-help\fP
このヘルプを表示して終了します。
.TP
\fB\-\-version\fP
バージョン情報を表示して終了します。
.TP
\fB\-E\fP, \fB\-\-fatal\-warnings\fP
1 度目: 警告をエラーとします、 2 度目: 1 度目のエラー箇所で実行を停止します。
.TP
\fB\-i\fP, \fB\-\-interactive\fP
出力をバッファーに残さず、中断しません。
.TP
\fB\-P\fP, \fB\-\-prefix\-builtins\fP
ビルトイン名の先頭に強制的に `m4_' をつけます。
.TP
\fB\-Q\fP, \fB\-\-quiet\fP, \fB\-\-silent\fP
ビルトインに対する警告メッセージをいくつか省略します。
.TP
\fB\-\-warn\-macro\-sequence\fP[=\fI\,REGEXP\/\fP]
マクロ定義が REGEXP に一致した場合に警告します。
.IP
デフォルトは \e$\e({[^}]*}\e|[0\-9][0\-9]+\e) です。
.TP
\fB\-W\fP, \fB\-\-word\-regexp\fP=\fI\,REGEXP\/\fP
マクロ名の文法に REGEXP を用います。
.SS プリプロセッサー機能:
.TP
\fB\-D\fP, \fB\-\-define=NAME\fP[=\fI\,VALUE\/\fP]
VALUE という値または空の値を持つ NAME を定義します。
.TP
\fB\-I\fP, \fB\-\-include\fP=\fI\,DIRECTORY\/\fP
インクルードパスに DIRECTORY を追加します。
.TP
\fB\-s\fP, \fB\-\-synclines\fP
`#line NUM "FILE"' 行を生成します。
.TP
\fB\-U\fP, \fB\-\-undefine\fP=\fI\,NAME\/\fP
NAME を未定義にします。
.SS 制限制御:
.TP
\fB\-g\fP, \fB\-\-gnu\fP
\fB\-G\fP を上書きして GNU 拡張を再度有効にします。
.TP
\fB\-G\fP, \fB\-\-traditional\fP
GNU 拡張をすべて無効にします。
.TP
\fB\-H\fP, \fB\-\-hashsize\fP=\fI\,PRIME\/\fP
シンボルの検索ハッシュテーブルのサイズを設定します。 [デフォルト: 509]
.TP
\fB\-L\fP, \fB\-\-nesting\-limit\fP=\fI\,NUMBER\/\fP
ネスト階層の制限を変更します。 0 を指定すると無制限です。[デフォルト: 0]
.SS "凍結 (frozen) 状態のファイル:"
.TP
\fB\-F\fP, \fB\-\-freeze\-state\fP=\fI\,FILE\/\fP
処理の最後に FILE を凍結状態にします。
.TP
\fB\-R\fP, \fB\-\-reload\-state\fP=\fI\,FILE\/\fP
処理の最初に FILE の凍結状態から再ロードします。
.SS デバッグ:
.TP
\fB\-d\fP, \fB\-\-debug\fP[=\fI\,FLAGS\/\fP]
デバッグレベルを設定します (FLAGS には `aeq' を含みません)。
.TP
\fB\-\-debugfile\fP[=\fI\,FILE\/\fP]
デバッグおよびトレース出力を FILE にリダイレクトします (デフォルトは stderr、 空文字の場合は無視されます)。
.TP
\fB\-l\fP, \fB\-\-arglength\fP=\fI\,NUM\/\fP
マクロのトレースサイズを制限します。
.TP
\fB\-t\fP, \fB\-\-trace\fP=\fI\,NAME\/\fP
NAME が定義されているものとして、 これをトレースします。
.SS "FLAGS は以下のいずれか:"
.TP
a
実際の引数を表示します。
.TP
c
情報の収集前後、呼び出し後を表示します。
.TP
e
展開結果を表示します。
.TP
f
現在の入力ファイル名を表示します。
.TP
i
入力ファイルにおける変更を表示します。
.TP
l
現在の入力行番号を表示します。
.TP
p
パス検索の結果を表示します。
.TP
q
a または e フラグを用いる場合に、 必要に応じて値をクォートで囲みます。
.TP
t
トレースがオンの時だけでなく、 マクロ呼び出しをすべてトレースします。
.TP
x
マクロ呼び出しの ID を追加します。 c フラグとともに用いると便利です。
.TP
V
簡潔に上記フラグすべてを含める指定です。
.PP
環境変数 `M4PATH' はディレクトリを、 コロンで区切ったリストを指定しますが、 これが定義されている場合、 `\-I'
の指定の後ろに追加されます。
.PP
終了ステータスは成功時が 0、 失敗時が 1、 凍結ファイルのバージョン不一致時が 63 です。 または m4exit マクロに値が設定されれば、
その値になります。
.SH 著者
Rene' Seindal
.SH バグ報告
バグ報告は bug\-m4@gnu.org までお願いします。
.br
GNU M4 home page: <https://www.gnu.org/software/m4/>
.br
GNU ソフトウェアの全般的なヘルプ: <https://www.gnu.org/gethelp/>
.SH 著作権
Copyright \(co 2021 Free Software Foundation, Inc. License GPLv3+: GNU GPL
version 3 or later <https://gnu.org/licenses/gpl.html>.
.br
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is
NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
.SH 関連項目
\fBm4\fP の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。 \fBinfo\fP と \fBm4\fP
の両プログラムが適切にインストールされていれば、 以下のコマンド
.IP
\fBinfo m4\fP
.PP
を実行して完全なマニュアルを参照できます。
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