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.\" This file documents the GNU text utilities.
.\"
.\" Copyright (C) 1994, 95, 96 Free Software Foundation, Inc.
.\"
.\" Permission is granted to make and distribute verbatim copies of this
.\" manual provided the copyright notice and this permission notice are
.\" preserved on all copies.
.\"
.\" Permission is granted to copy and distribute modified versions of
.\" this manual under the conditions for verbatim copying, provided that
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.\"
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.\" manual into another language, under the above conditions for modified
.\" versions, except that this permission notice may be stated in a
.\" translation approved by the Foundation.
.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 1996 Hideya Hane all rights reserved.
.\" Translated 1996 by Hideya Hane <wing@linux.or.jp>
.\"
.\" Modified 4 Mar 1998, by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp
.\"
.TH PR 1 "GNU Text Utilities" "FSF" \" -*- nroff -*-
.SH 名前
pr \- 印字のためのテキストファイル変換
.SH 書式
.B pr
[+PAGE] [\-COLUMN] [\-abcdfFmrtv] [\-e[in-tab-char[in-tab-width]]]
[\-h header] [\-i[out-tab-char[out-tab-width]]] [\-l page-length]
[\-n[number-separator[digits]]] [\-o left-margin]
[\-s[column-separator]] [\-w page-width] [\-\-help] [\-\-version] [file...]
.SH 説明
この文書はもうメンテナンスされていないので、不正確・不完全
な可能性がある。現在は texinfo 文書が正式な情報となっている。
.PP
このマニュアルページは GNU の
.BR pr
について記述したものである。
.B pr
はコマンドラインで与えられたファイルを、ページ単位の区切りや段
組の処理をして標準出力に出力する。ファイル名が省略されたり
`-' が指定された場合は標準入力から受け取った情報を処理する。
入力のフォームフィードは出力では改ページとして処理される。
.SS オプション
.TP
.I \+PAGE
\fIPAGE\fP で指定されたページから印字を開始する。
.TP
.I \-COLUMN
\fICOLUMN\fP 段の段組を生成し、段の下方に向けて出力する。一段の幅は段
の数により自動的に減少する。したがってこのオプションを指定した場合には、
同時に \fI-w\fP オプションでページ幅を増やしてやらないと、段に配置され
た行の後ろが切り捨てられてしまうかもしれない。
.TP
.I \-a
段への行の配置順を横方向にする。
.TP
.I \-b
最終ページの段の長さをバランスさせる。
.TP
.I \-c
コントロールキャラクタを、先頭にハット(^)をつけて印字する (例: `^G')。
その他の印字不可能なキャラクタは、バックスラッシュをつけて 8 進数で印
字する。
.TP
.I \-d
行間に空行を挿入する (ダブルスペース表示)。
.TP
.I "\-e[in-tab-char[in-tab-width]]"
入力のタブをスペースで置換する。 \fIin-tab-char\fP は入力中のタブとし
て扱う文字を指定する (デフォルトは tab)。 \fIin-tab-width\fP はタブの
幅を指定する (デフォルトは 8)。
.TP
.I "\-F, \-f"
改ページに複数の改行ではなくフォームフィード (^L) を使用する。
.TP
.I "\-h header"
ヘッダーに表示されるファイル名を文字列 \fIheader\fP に置き換える。
.TP
.I "\-\-help"
使用方法を表示し、終了ステータス 0 で終了する。
.TP
.I "\-i[out-tab-char[out-tab-width]]"
スペースをタブで置換する。 \fIout-tab-char\fP は出力するタブ文字を指
定する (デフォルトは tab)。 \fIout-tab-width\fP はタブに置換するスペー
スの量を指定する (デフォルトは 8)。
.TP
.I "\-l page-length"
ページ長を \fIpage-length\fP 行に設定する。デフォルトは 66 行である。
\fIpage-length\fP が 10 以下の場合には、 \fI-t\fP オプションが指定された
かのように、ヘッダーとフッターは省略される。
.TP
.I \-m
全てのファイルを並べて出力する。一ファイルが一段となる。
.TP
.I "\-n[number-separator[digits]]"
各段の前に行番号をふる。複数ファイルの並列表示の場合は、行の先頭だけに
番号をふる。 \fInumber-separator\fP は行番号とテキストの間に入る文字を
指定する (デフォルトは tab)。 \fIdigits\fP は行番号の桁数を指定する
(デフォルトは 5)。
.TP
.I "\-o left-margin"
左マージンを \fIleft-margin\fP 文字分のスペースであける。総ページ幅は、
この左マージンと \fI-w\fP オプションで与えられた幅の合計となる。
.TP
.I \-r
コマンドラインで与えられたファイルがオープンできない場合でも、警告メッ
セージを表示しない。しかしファイルのオープンに失敗した場合に 0 以外の
終了ステータスを返す動作は変らない。
.TP
.I "\-s[column-separator]"
段組時のセパレータを、\fIcolumn-separator\fP 一文字で指定する。
省略された場合のデフォルトは tab。オプション自体を指定しなかった場合は
スペースでセパレートされる。
.TP
.I \-t
上 5 行のヘッダーと下 5 行のフッターを印字しない。また改ページ処理も行
わない (ページ末に空行やフォームフィードを入れない)。
.TP
.I \-v
印字不可能なコードを、バックスラッシュを前置した 8 進数で出力する。
.TP
.I "\-\-version"
バージョン情報を表示して終了する。
.TP
.I "\-w page-width"
ページ幅を \fIpage-width\fP 桁に設定する (デフォルトは 72)。
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