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.\" t
.\" $Id: auto.master.5,v 1.2 2003/09/29 08:22:35 raven Exp $
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.\" Japanese Version Copyright (c) 2005 Yuichi SATO
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.\" Translated Tue Jun 14 04:45:01 JST 2005
.\" by Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp>
.\"
.TH AUTO.MASTER 5 "9 Sep 1997"
.SH 名前
/etc/auto.master \- オートマウントシステムのマスタマップ
.SH 説明
.B auto.master
マップは、
.BR autofs (8)
スクリプトが呼び出されてオートマウントシステムに必要なマウントポイントを
設定するときに参照される。
このファイルの各行には、マウントポイントと別ファイルの位置が書かれている。
別ファイルには、そのマウントポイントにマウントする
ファイルシステムが記述されている。
これらのマップへのアクセスはキーによって管理されている。
.P
間接マップでのオートマウントの場合、
オートマウントシステムでマウントされたファイルシステムへのアクセスは、
一般に次のようなパス形式で行われる:
.P
.RI / mountpoint / key / path / file ,
.P
ここで
.I mountpoint
は
.B auto.master
設定ファイルに列挙リストされるものである。
.I key
はマスタマップが指すマップファイル中の key に対応する
.RB ( autofs (5)
を参照)。
path と file はマウントされたファイルシステム上のファイルを参照する。
直接マップでのオートマウントの場合、
マウントされたファイルシステムへのアクセスは、
関連するマップで指定されたフルパスを使って行なわれる。
直接マップのマウントポイントは、
auto.master マップにおいて常に /- と指定される。
.SH 書式
このファイルは 3 つのフィールドを持ち、各フィールドは
任意の数の空白またはタブで区切られる。
# で始まる行はコメントである。
1 番目のフィールドはマウントポイントである。
2 番目のフィールドは、そのマウントポイントに対して参照すべき
マップファイルである。
2 番目のフィールドは
.I maptype:mapname
という形式である。
ここで
.I maptype
はサポートされているマップタイプ
(file, program, yp, nisplus, hesiod, userdir, ldap) のいずれかであり、
.I mapname
はマップの名前である。
3 番目のフィールドは存在してもしなくてもよく、
マップ中の全てのエントリに適用されるオプションを記述することができる。
オプションが各マップのオプションに追加されるという点は、
SunOS のオートマウントシステムの動作と異なる。
マップファイルの書式とオプションは
.BR autofs (5)
に記述されている。
.SH 例
.sp
.RS +.2i
.ta 1.0i
.nf
/home /etc/auto.home
/misc /etc/auto.misc
/mnt yp:mnt.map
.fi
.RE
.sp
これは 3 つのマウントポイント
.IR /home ,
.IR /misc ,
.I /mnt
を生成する。
.I /home
への全てのアクセスは、
.I /etc/auto.home
にあるマップを参照する。
.I /misc
への全てのアクセスは、
.I /etc/auto.misc
にあるマップを参照する。
.I /mnt
への全てのアクセスは、NIS マップ
.I mnt.map
を参照する。
.SH 関連項目
.BR automount (8),
.BR autofs (5),
.BR autofs (8).
.SH 著者
この man ページは Christoph Lameter <chris@waterf.org> によって
Debian GNU/Linux システムのために書かれた。
<hpa@transmeta.com> によって編集された。
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