File: pcmcia_core.4

package info (click to toggle)
manpages-ja 0.5.0.0.20221215%2Bdfsg-1
  • links: PTS, VCS
  • area: main
  • in suites: bookworm, forky, sid, trixie
  • size: 29,304 kB
  • sloc: perl: 161; makefile: 61
file content (145 lines) | stat: -rw-r--r-- 6,062 bytes parent folder | download | duplicates (6)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
.\" Copyright (C) 1998 David A. Hinds -- dahinds@users.sourceforge.net
.\" pcmcia_core.4 1.25 2000/08/30 20:23:01
.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 2000 KOJIMA Mitsuhiro and NAKANO Takeo
.\" all rights reserved.
.\" Translated Sun May 14 2000 by NAKANO Takeo <nakano@apm.seikei.ac.jp>
.\" based on the draft by KOJIMA Mitsuhiro <isle@st.rim.or.jp>
.\" Updated Tue Oct 24 18:51:04 JST 2000
.\"	by Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp>
.\"
.TH PCMCIA_CORE 4 "2000/08/30 20:23:01" "pcmcia-cs"
.SH 名前
pcmcia_core \- PCMCIA カードサービスのコアモジュール

.SH 書式
.B insmod pcmcia_core.o
[\fBpc_debug=\fIn\fR]
[\fBsetup_delay=\fIn\fR]
[\fBresume_delay=\fIn\fR]
[\fBshutdown_delay=\fIn\fR]
[\fBvcc_settle=\fIn\fR]
[\fBreset_time=\fIn\fR]
[\fBunreset_delay=\fIn\fR]
[\fBunreset_check=\fIn\fR]
[\fBunreset_limit=\fIn\fR]
[\fBcis_speed=\fIn\fR]
[\fBio_speed=\fIn\fR]
[\fBcis_width=\fIn\fR]
[\fBprobe_io=\fIn\fR]
[\fBprobe_mem=\fIn\fR]
[\fBcb_mem_base=\fIn\fR]
[\fBcb_bus_base=\fIn\fR]
[\fBcb_bus_step=\fIn\fR]
[\fBcb_pci_irq=\fIn\fR]

.SH 説明
.B pcmcia_core
はカードサービスのコアモジュール (中核をなすモジュール) で、
各 PCMCIA カードのドライバすべてから必要とされる。
このモジュールはあらゆるソケットデバイスドライバに先立ってロードされる。
.PP
カーネルバージョンがマッチしなかった場合は、このモジュールはロードされない。
モジュール自身からバージョン情報を取出すには以下のようにすればよい:
.sp

.RS
.nf
strings -n 10 pcmcia_core.o | head -3
.RE
.fi
.sp
.SH パラメータ
.TP
.BI pc_debug= n
PCMCIA のデバッグレベルを指定する。
このパラメータは、デバッグ可能な指定で
モジュールをコンパイルした場合にのみ利用できる。
0 以外の値を指定するとデバッグが可能となる。
.TP
.BI setup_delay= n
カードが最初に識別されてから電力が供給されるまでの遅延時間を設定する。
1/100 秒単位で、デフォルトは 5。
.TP
.BI resume_delay= n
レジュームイベントが処理されてから
サスペンドしていたカードに電力が供給されるまでの遅延時間を設定する。
1/100 秒単位で、デフォルトは 20。
.TP
.BI shutdown_delay= n
カードが抜かれてから PCMCIA ソケットを閉じるまでの遅延時間を設定する。
1/100 秒単位で、デフォルトは 5。
.TP
.BI vcc_settle= n
PCMCIA ソケットに電力を供給してから
カードにアクセスできるようにするまでの遅延時間を設定する。
1/100 秒単位で、デフォルトは 40。
.TP
.BI reset_time= n
ソフトウェアリセットシグナルがアサートされつづける時間を設定する。
マイクロ秒単位で、デフォルトは 10。
.TP
.BI unreset_delay= n
カードがリセットされてから、そのカードが
ready であるか最初にチェックするまでの遅延時間を設定する。
1/100 秒単位で、デフォルトは 10。
ready 信号を早々に出すようなカードに対しては、この遅延を長くすべきである。
.TP
.BI unreset_check= n
ソフトウェアリセットが送られてからカードが利用可能になるまで、
どれくらい頻繁にチェックしに行くかを設定する。
1/100 秒単位で、デフォルトは 10。
.TP
.BI unreset_limit= n
カードが使えないと報告するまでに何回カードをチェックするかを設定する。
デフォルトでは 50 (5 秒)。
.TP
.BI cis_speed= n
カードの CIS メモリウィンドウへのアクセス遅延時間をナノ秒単位で設定する。
このパラメータはカードの認識だけに影響する。デフォルトは 300 ns。
.TP
.BI cis_width= n
このフラグが設定されると、CIS ウインドウが 16 ビット転送向けに設定される。
デフォルトは 0 (8 ビット転送を使う)。
.TP
.BI io_speed= n
I/O ポートウィンドウへのアクセス遅延時間をナノ秒単位で設定する。
デフォルトは 0。
.TP
.BI probe_io= n
他の未知の Linux デバイスと I/O ポート領域の競合が生じていないかを、
カードサービスに検知させるかどうかを決めるフラグ。
デフォルトは 1 (真)。
メモリウィンドウが拡張 ROM やメモリマップするデバイスと競合していないかを、
カードサービスに検知させるかどうかを決めるフラグ。
デフォルトは 1 (真)。
.TP
.BI cb_mem_base= n
CardBus ブリッジレジスタのメモリマッピングに用いるベースアドレスを設定する。
デフォルトでは、 PCI BIOS によって初期化されていないブリッジは
0x68000000 にマップされる。このパラメータを設定すると、
この値が存在するあらゆるマッピングを上書きする。
.\"nakano: 言葉面はいいんですが、何を意味してるか理解してません(^^;
.TP
.BI cb_bus_base= n
PCI バスの番号を指定する。 CardBus のバスはこの番号から
番号付けしなおされる。デフォルトでは、
ブート時に初期化されなかったバスの値は 0x20 から番号付けされる。
.TP
.BI cb_bus_step= n
バスが番号付けし直されるときに、それぞれの CardBus ソケットに対して、
セカンダリ PCI バス用に予約するバススロットの個数を指定する。
デフォルトは 2。
.TP
.BI cb_pci_irq= n
BIOS によって PCI 割り込みが設定されなかったカードバスブリッジに割り当てる、
割り込み番号を指定する (1 から 15 まで)。
デフォルトでは、
BIOS PCI の割り込みルーティングテーブルに基づいて割り込みを取得する
(テーブルがはっきりしている場合に限る)。
.\"nakano: ここもわからん(^^;
.SH 著者
David Hinds \- dahinds@users.sourceforge.net
.SH 関連項目
.BR cardmgr (8),
.BR pcmcia (5)