1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597 598 599 600 601 602 603 604 605 606 607 608 609 610 611 612 613 614 615 616 617 618 619 620 621 622 623 624 625 626 627 628 629 630 631 632 633 634 635 636 637 638 639 640 641 642 643 644 645 646 647
|
*eblook.jax* EPWING辞書検索プラグイン
eblook.vim説明書
EPWING辞書検索プラグイン *eblook*
1. 概要 |eblook-overview|
2. 準備 |eblook-setup|
3. チュートリアル |eblook-tutorial|
4. 操作法 |eblook-usage|
5. オプション |eblook-option|
6. コマンド |eblook-command|
7. 問題点 |eblook-problem|
{Vi does not have any of these features}
==============================================================================
1. 概要 *eblook-overview*
eblook.vimは、`eblook'プログラムを使って、
EPWING/電子ブック辞書の検索を行うプラグインです。
このプラグインを使うには、`eblook'プログラム
http://ikazuhiro.s206.xrea.com/staticpages/index.php/eblook
とEPWING/電子ブック辞書が必要です。
==============================================================================
2. 準備 *eblook-setup*
|eblook-setup-dict| 準備: 検索対象辞書の指定
|eblook-setup-gaiji| 準備: 外字置換設定
準備: 検索対象辞書の指定 *eblook-setup-dict*
------------------------
eblook.vimの使用前に、検索を行う辞書をvimrcで設定しておく必要があります。
詳細は|eblook-option|を参照してください。
設定する値を調べる方法は以下のようになります。
(a) eblookプログラムを起動します:
% eblook
eblook>
(b) catalogsファイルのあるディレクトリを指定してbookコマンドを実行します:
eblook> book /usr/local/epwing/iwanami/koujien
パス中にスペースが含まれる場合は、パスを""でくくってください:
eblook> book "C:/Program Files/epwing/iwanami/koujien"
(c) listコマンドを実行します:
eblook> list
1. kojien 広辞苑第五版
2. furoku 付属資料
(d) vimrcの設定
以下のように各辞書用の|Dictionary|データを記述します。
(b)でbookコマンドの引数に指定したディレクトリを'book'キーに設定します。
(c)のlistコマンド実行時に表示されたsubbookを'name'キーに設定します。
(c)のlistコマンド実行時に表示された辞書タイトルを'title'キーに設定します。
\{
\'book': '/usr/local/epwing/iwanami/koujien',
\'name': 'kojien',
\'title': '広辞苑第五版',
\},
(e) (b)-(d)を、使いたい辞書について繰り返して、
各辞書用の|Dictionary|データを記述し、
各Dictionaryデータを要素として持つ
eblook_dictlist1の|List|データを初期化します。
let eblook_dictlist1 = [
\{
\'book': '/usr/local/epwing/iwanami/koujien',
\'name': 'kojien',
\'title': '広辞苑第五版',
\},
\{
\'book': '/usr/local/epwing/kenkyush/chujisnd',
\'name': 'chujiten',
\'title': '研究社 新英和・和英中辞典',
\},
\{
\'book': '/usr/local/epwing/PLUS',
\'name': 'plus',
\'title': '研究社リーダーズ+プラスV2',
\},
\]
準備: 外字置換設定 *eblook-setup-gaiji*
------------------
発音記号などの外字をUnicode文字列へ置換するには、以下の設定をしてください。
EBWin用の外字定義ファイルを使用します。
http://ebstudio.info/manual/EBPocket/0_0_4_4.html
なお、eblook-vimは、外字(eblookコマンドの<gaiji=ha158>のような出力)に
対する置換文字が見つからない場合、外字を _ に置換して表示します。
(1)EBWinのアプリケーションディレクトリもしくは以下から外字定義ファイルを入手。
http://ebstudio.info/home/EBPocket.html#download_gaiji
(2)bookで指定したディレクトリに、{nameの大文字}.mapファイルをコピー。
例:/usr/local/epwing/iwanami/koujien/に、KOJIEN.mapをコピー。
なお、GENIUS_DAIEIWA.map、GENIUS4.map、KANJIGEN_EPW.mapはコピー後、
ファイル名をGENIUS.map、GENIUS.map、KANJIGEN.mapに変更する必要があります。
(3)可能であれば、Vimの|'encoding'|をutf-8にする。
なお、Vimの&encodingがutf-8以外の場合は、Unicodeへの置換ではなく、
mapファイルで指定される置換文字列への置換を行います。
Windows環境でVimをUTF-8化するには以下を参照してください。
http://sites.google.com/site/fudist/Home/vim-nihongo-ban
ただし、eblookコマンドとして、以下で配布されているWin32用バイナリ
eblook-1.6.1+media-20110801-ebu-4.4.3-20110801.exe
http://ikazuhiro.s206.xrea.com/staticpages/index.php/eblook
を使う場合、|'eblookenc'|オプションをcp932に設定してください。
例: let eblookenc='cp932'
(eblookコマンドの入出力エンコーディングとして-e utf8を指定しても効かない
ようなので、eblookコマンドとのやりとりをcp932で行うように設定)
euc-jp環境で置換後の丸数字等が?@や?Aのように文字化けする場合は、
mapファイルをnkf -eでeuc-jpに変換して、{nameの大文字}_{&termencodingの値}.map
というファイル名で上記(2)のディレクトリに置いてください。
例: nkf -e KOJIEN.map >KOJIEN_euc-jp.map
nkf -e KANJIGEN.map >KANJIGEN_euc-jp.map
nkf -e READERS2.map >READERS2_euc-jp.map
(UNIX上のvimやiconvではエンコーディング変換に失敗するようなので、
nkfやWindows上のvimで変換してください)
({&termencodingの値}付きの名前のファイルがあれば、{&termencodingの値}無しの.map
ファイルよりも優先して読み込みます。
それぞれを読む際のfileencodingは、&termencodingとcp932です)
({&termencodingの値}は、&termencodingが空の場合は&encodingの値を使用します)
(vimproc用に&enc=utf-8,&tenc=euc-jpにしている環境の場合、丸数字が??に化けます。
&tenc=euc-jisx0213にすれば丸数字は表示可能ですが、U+2015(HORIZONTAL BAR)が
??に化けます。&tenc=euc-jp-msにすれば両方表示可能)
EBライブラリ用のAppendixでの外字置換を無効にして、mapファイルによる
外字置換を行いたい場合は、Appendixを指定しないようにしてください。
ただし、Appendixによってstop codeを設定しないと内容が正しく表示されない辞書
の場合(例:「新編英和活用大事典」)は、外字置換設定を削除したAppendixを
指定する必要があります。(外字置換設定を削除するには、Appendix内の
.appファイルのbegin narrow...endとbegin wide...endをコメントアウト後に
ebappendixコマンドを使ってAppendixを作り直す)
(なお、「ジーニアス英和大辞典」もAppendixが必須ですが、genius2-1.1には
外字置換設定は含まれていません。)
外字置換設定を削除したAppendix(colloc-2.0とplus-2.0)を以下に置いてあります。
http://www1.interq.or.jp/~deton/eblook-vim/#appendix
==============================================================================
3. チュートリアル *eblook-tutorial*
|eblook-tutor-search| 検索
|eblook-tutor-entry| 見出し一覧
|eblook-tutor-content| 内容表示
|eblook-tutor-quit| 終了
検索 *eblook-tutor-search*
----
<Leader><C-Y>を押すと、検索語の入力プロンプト(1EblookSearch: )が
コマンド行に表示されます。
(<Leader>は|mapleader|で設定されたキーです。
eblook.vimではデフォルトでCTRL-Kです。つまり、<Leader><C-Y>はCTRL-K CTRL-Y)
検索語を入力すると検索が行われます。
検索結果はentryウィンドウとcontentウィンドウに表示されます。
テスト【test】
(1)試験。検査。特に、学力試験。「心理―」「読解力を―する」
(2)一般に、考えたことや試作品などを実際に試してみること。
「―‐ドライバー」
<1|⇒―‐ケース【test case】|>
<2|⇒―‐パイロット【test pilot】|>
<3|⇒―‐パターン【test pattern】|>
<4|⇒―‐ピース【test-piece】|>
~
==1Eblook content {テスト【test】}=======================================
広辞苑第五版 テスト【test】
研究社 新英和・和英中辞典 テスト
研究社リーダーズ+プラスV2 テスト <proof>
研究社リーダーズ+プラスV2 テスト <quiz>
==1Eblook entry {test} [5]===============================================
見出し一覧 *eblook-tutor-entry*
----------
検索で見つかった見出しの一覧がentryウィンドウに表示されます。
最初の見出しの内容がcontentウィンドウに表示されます。
entryウィンドウでj,kキーでカーソルを移動して、<CR>を押すと
その行の見出しの内容をcontentウィンドウに表示します。
<Space>,<BS>でcontentウィンドウのPageDown,PageUpができます。
内容表示 *eblook-tutor-content*
--------
内容中に<n|...|>(nは1から始まる数字。reference番号として[count]で指定可能)
がある場合は、contentウィンドウの<n|...|>のある行で<CR>を押すと、
referenceの先の内容が表示されます。
このとき、entryウィンドウには、元の内容内のreference一覧が表示されます。
('eblook_update_entrywin_by_contentwin_link'が1の場合)
元の内容に戻るには、<C-P>を押して検索履歴を戻ります。
終了 *eblook-tutor-quit*
----
検索結果を表示しているentryウィンドウとcontentウィンドウの両方を閉じるには、
"q"を押します。
==============================================================================
4. 操作法 *eblook-usage*
検索を行うには、次のキーを入力するか、|:EblookSearch|コマンドを実行します。
<Leader><C-Y> 検索単語を入力して検索を行う。
検索対象の辞書グループ番号を[count]で指定可能。
<Leader>y カーソル位置にある単語を検索する。
Visual modeの場合は、選択した文字列を検索する。
検索対象の辞書グループ番号を[count]で指定可能。
検索結果は、{n}Eblook entryと{n}Eblook contentというウィンドウに
表示されます。{n}は辞書グループ番号に対応する数字です。
entryウィンドウには見出し一覧が表示されます。
contentウィンドウには見出しに対応する内容が表示されます。
<C-P>,<C-N>で検索履歴をたどることができます。
reference先を表示した後で元の検索結果に戻りたい場合などに使ってください。
検索履歴は過去のentryバッファを表示します。
entryウィンドウでの操作 *eblook-usage-entry*
-----------------------
<CR> カーソル行のentryに対応するcontentを表示する
J カーソルを下の行に移動してcontentを表示する
K カーソルを上の行に移動してcontentを表示する
<Space> contentウィンドウでPageDownを行う
<BS> contentウィンドウでPageUpを行う
q entryウィンドウとcontentウィンドウを閉じる
s 新しい単語を入力して検索する(<Leader><C-Y>と同じ)
検索対象の辞書グループ番号を[count]で指定可能
S 直前の検索語を[count]で指定する辞書グループで再検索する
p contentウィンドウに移動する
R reference一覧を表示する
[count]でcontentウィンドウ内のreference番号を指定可能
<C-P> 検索履歴中の一つ前のバッファを表示する
<C-N> 検索履歴中の一つ次のバッファを表示する
o contentウィンドウを最大化する
r contentウィンドウ最大化前のウィンドウ高さに復元する
O contentウィンドウ内の長い行を|gq|で整形する
contentウィンドウでの操作 *eblook-usage-content*
-------------------------
<CR> カーソル位置もしくは[count]で指定するreferenceを表示する
<Space> PageDownを行う
<BS> PageUpを行う
<Tab> 次のreferenceにカーソルを移動する
<S-Tab> 前のreferenceにカーソルを移動する
q entryウィンドウとcontentウィンドウを閉じる
s 新しい単語を入力して検索する(<Leader><C-Y>と同じ)
検索対象の辞書グループ番号を[count]で指定可能
S 直前の検索語を[count]で指定する辞書グループで再検索する
p entryウィンドウに移動する
R reference一覧を表示する
[count]で対象のreference番号を指定可能
<C-P> 検索履歴中の一つ前のバッファを表示する
<C-N> 検索履歴中の一つ次のバッファを表示する
o contentウィンドウを最大化する
r contentウィンドウ最大化前のウィンドウ高さに復元する
O contentウィンドウ内の長い行を|gq|で整形する
x カーソル位置か[count]で指定する画像・音声・動画を表示・再生
==============================================================================
5. オプション *eblook-option*
*'eblook_dictlist{n}'*
EPWING/電子ブック辞書は、各辞書ごとに次の11個のキーを持つ|Dictionary|データ
を要素として持つ|List|データとして設定します。bookとnameは必須です。
let eblook_dictlist1 = [
\{
\'book': '/usr/local/epwing/iwanami/koujien',
\'name': 'kojien',
\'title': '広辞苑第五版',
\'skip': 0,
\},
\]
'book' 辞書ディレクトリ。(eblookのbookコマンドの引数)
'name' 辞書名。(eblookのselectコマンドの引数)
'title' 辞書識別子
'appendix' Appendix
'skip' この辞書を検索対象にするかどうか
'autoformat' content表示時に長い行を|gq|で整形するかどうか
'viewer_wav' この辞書用の音声再生用の外部ビューアコマンド
'viewer_jpeg' この辞書用のjpeg画像表示用の外部ビューアコマンド
'viewer_bmp' この辞書用のbmp画像表示用の外部ビューアコマンド
'viewer_pbm' この辞書用のpbm画像表示用の外部ビューアコマンド
'viewer_mpg' この辞書用の動画再生用の外部ビューアコマンド
'book' *'eblook_dictlist{n}[m].book'*
辞書のあるディレクトリ(catalogsファイルのあるディレクトリ)を指定します。
eblookプログラムの`book'コマンドに渡すパラメータです。
パスの途中にスペースが含まれる場合は、パス全体を""でくくってください。
例:
'book': '"C:/Program Files/epwing/iwanami/koujien"',
'name' *'eblook_dictlist{n}[m].name'*
辞書名を指定します。eblookプログラムの`select'コマンドに渡すパラメータです。
eblookプログラムのlistコマンドで調べてください。
例:
'name': 'kojien',
'title' *'eblook_dictlist{n}[m].title'*
辞書の識別子を指定します。デフォルトでは、
辞書番号とnameを組み合わせたものが設定されます。
entryウィンドウ内で辞書を識別するために使われます。
辞書を識別するのに使うだけなので、
eblookプログラムのlistコマンドで表示される文字列など、
他の辞書とぶつからない文字列を適当に指定します。
例:
'title': '広辞苑第五版',
(vimproc用に&enc=utf-8,&tenc=euc-jpにすると、entryウィンドウの辞書titleが
文字化けする場合、eblook_dictlistを設定しているvimrcで、scriptencodingが
set encoding=utf-8の後に来ていることを確認してください)
'appendix' *'eblook_dictlist{n}[m].appendix'*
Appendixを使う場合は、Appendixディレクトリを指定します。
パスの途中にスペースが含まれる場合は、パス全体を""でくくってください。
例:
'appendix': '"C:/Program Files/epwing/appendix/plus-2.0"',
'skip' *'eblook_dictlist{n}[m].skip'*
0でない値を設定すると、この辞書は検索しません。
skipする設定にしている辞書は、:EblookNotSkipDictコマンドを使って
検索対象にすることができます。
例:
'skip': 1,
'autoformat' *'eblook_dictlist{n}[m].autoformat'*
content表示時に長い行を|gq|で整形するかどうか。
全辞書を対象とするデフォルト値|'eblook_autoformat_default'|に対し、
個々の辞書の設定値を変えたい場合用。
'viewer_wav' *'eblook_dictlist{n}[m].viewer_wav'*
この辞書用の音声再生用の外部ビューアコマンド。
全辞書を対象とする値|'eblook_viewers'|に対し、
個々の辞書の設定値を変えたい場合用。
音声データが(wavヘッダを付けた)mp3で収録されている場合に、ファイル名を
wavからmp3に変えて再生するスクリプトを設定するため。
例:
let eblook_dictlist2 = [
\{ 'title': 'ロングマン現代英英辞典 5訂版',
\'book': '/home/deton/lib/epwing/LDOCE5',
\'name': 'ldoce5',
\'viewer_wav': 'sh ~/bin/wav_mp3.sh %s &',
\},
例(wav_mp3.sh):
#!/bin/sh
# rename .wav to .mp3 and play
file=$1
filemp3=$(echo "$file" | sed -e s/\.wav/.mp3/)
mv "$file" "$filemp3"
afplay "$filemp3"
'viewer_jpeg' *'eblook_dictlist{n}[m].viewer_jpeg'*
この辞書用のjpeg画像表示用の外部ビューアコマンド
全辞書を対象とする値|'eblook_viewers'|に対し、
個々の辞書の設定値を変えたい場合用。
'viewer_bmp' *'eblook_dictlist{n}[m].viewer_bmp'*
この辞書用のbmp画像表示用の外部ビューアコマンド
全辞書を対象とする値|'eblook_viewers'|に対し、
個々の辞書の設定値を変えたい場合用。
'viewer_pbm' *'eblook_dictlist{n}[m].viewer_pbm'*
この辞書用のpbm画像表示用の外部ビューアコマンド
全辞書を対象とする値|'eblook_viewers'|に対し、
個々の辞書の設定値を変えたい場合用。
'viewer_mpg' *'eblook_dictlist{n}[m].viewer_mpg'*
この辞書用の動画再生用の外部ビューアコマンド
全辞書を対象とする値|'eblook_viewers'|に対し、
個々の辞書の設定値を変えたい場合用。
'eblook_group' *'eblook_group'*
|[count]|が指定されていない時に検索対象にする辞書グループ番号。省略値: 1
'eblook_stemming' *'eblook_stemming'*
指定文字列で何も見つからなかった時に、活用語尾などを取り除いた
文字列を使って検索し直すかどうか。省略値: 0
語尾補正をして検索し直す場合は以下のように設定してください。
let eblook_stemming = 1
https://github.com/msbmsb/porter-stem.vim がインストール済であれば、
porter-stem.vimも使用します。
'eblook_decorate' *'eblook_decorate'*
eblook 1.6.1+mediaのdecorate-modeを有効にすると出力される、
content中のインデント指定に基づいて、インデントを行うかどうか。
省略値: 1(eblook 1.6.1+mediaの場合), 0(それ以外の場合)
'eblook_decorate_syntax' *'eblook_decorate_syntax'*
decorate-mode有効時に、content中の指定に基づいて、
イタリック、ボールド表示を行うかどうか。
省略値: 0(syntax offの場合), 1(それ以外の場合)
'eblook_decorate_supsub' *'eblook_decorate_supsub'*
decorate-mode有効時に、上付き・下付き文字列を、
それぞれ^{上付き}・_{下付き}のように表示するかどうか。省略値: 0
'eblook_decorate_indmin' *'eblook_decorate_indmin'*
この値を越えたインデント量がcontent中で指定された場合に、
越えた文字数分のインデントを行う。省略値: 1
'eblook_entrywin_height' *'eblook_entrywin_height'*
entryウィンドウの行数(目安)。省略値: 4
'eblook_contentwin_height' *'eblook_contentwin_height'*
contentウィンドウの行数(目安)。|CTRL-W__|を指定された行数で実行。
0を指定した場合は、可能な限り高くする。
省略値: -1(ウィンドウ行数の設定はしない)
'eblook_history_max' *'eblook_history_max'*
保持しておく過去の検索履歴バッファ数の上限。省略値: 10
'eblook_update_entrywin_by_contentwin_link' *'eblook_update_entrywin_by_contentwin_link'*
contentウインドウ内でリンクをたどった際に、entryウィンドウ内容を
更新するかどうか。省略値: 1
なお、0に設定した場合、<C-P>,<C-N>による検索履歴の表示において、
entryバッファとcontentバッファの連動表示もされなくなります。
(それぞれのバッファで独立して検索履歴を表示)
'eblook_visited_max' *'eblook_visited_max'*
表示変更用に保持しておく訪問済リンク数の上限。省略値: 100
'eblook_autoformat_default' *'eblook_autoformat_default'*
contentウィンドウ内の長い行を|gq|で整形するかどうかのデフォルト値。
全辞書を常に整形したい場合向け(全辞書について'autoformat'プロパティ
を指定するのは面倒なので)。省略値: 0
全辞書を常に整形する場合は以下のように設定してください。
let eblook_autoformat_default = 1
'eblook_show_refindex' *'eblook_show_refindex'*
contentウィンドウ内のreference番号を表示するかどうか。省略値: 0
デフォルトでは、conceal syntaxを使って非表示にします。
Rキーやcontentウィンドウ内での<CR>キーにおいて、
[count]で対象reference番号を指定したい場合は、
以下のように設定してreference番号を表示するようにしてください。
let eblook_show_refindex = 1
'eblook_statusline_entry' *'eblook_statusline_entry'*
entryウィンドウ用の|statusline|。
省略値: %{b:group}Eblook entry {%{b:word}}%< [%L]
|'ruler'|を追加したい場合は以下のように設定してください
(参考:|statusline|のヘルプのExamples)。
let eblook_statusline_entry = '%{b:group}Eblook entry {%{b:word}}%< [%L]%=%-14.(%l,%c%V%) %P'
'eblook_statusline_content' *'eblook_statusline_content'*
contentウィンドウ用の|statusline|。
省略値: %{b:group}Eblook content {%{b:caption}} %{b:dtitle}%<
|'ruler'|を追加したい場合は以下のように設定してください。
let eblook_statusline_content = '%{b:group}Eblook content {%{b:caption}} %{b:dtitle}%<%=%-14.(%l,%c%V%) %P'
'eblook_viewers' *'eblook_viewers'*
画像や音声再生用の外部ビューアコマンド。
contentウィンドウで、画像や音声へのリンクの上でxキーを押すと、
画像や音声を一時ファイルに保存した後、この変数で指定された
外部ビューアコマンドを実行(|:!|)します。
外部ビューアコマンド文字列に%sが含まれる場合は、
|shellescape()|した一時ファイル名に置換します。
含まれない場合は、外部ビューアコマンド文字列の後に
スペースとshellescape()した一時ファイル名を追加します。
省略値(Windowsの場合):
{
\'jpeg': ' start ""',
\'bmp': ' start ""',
\'pbm': ' start ""',
\'wav': ' start ""',
\'mpg': ' start ""',
\}
省略値(Windows以外の場合):
{
\'jpeg': 'xdg-open %s &',
\'bmp': 'xdg-open %s &',
\'pbm': 'xdg-open %s &',
\'wav': 'xdg-open %s &',
\'mpg': 'xdg-open %s &',
\}
設定例1:
let eblook_viewers = {
\'jpeg': ' start ""',
\'bmp': 'start mspaint',
\'pbm': 'start "C:\Program Files\IrfanView\i_view32.exe"',
\'wav': 'start "C:\Program Files\foobar2000\foobar2000.exe"',
\'mpg': 'start "C:\Program Files\Windows Media Player\wmplayer.exe"',
\}
設定例2:
let eblook_viewers = {
\'jpeg': 'xli -quiet %s &',
\'bmp': 'xli -quiet %s &',
\'pbm': 'xli -quiet %s &',
\'wav': 'aplay -q %s &',
\'mpg': 'mplayer -really-quiet %s >/dev/null 2>&1 &',
\}
'eblookprg' *'eblookprg'*
スクリプトから呼び出すeblookプログラムの名前。省略値: "eblook"
'eblookenc' *'eblookenc'*
eblookプログラムの出力を読み込むときのエンコーディング。
設定可能な値は|'encoding'|参照。省略値: &encoding
'<Plug>EblookInput' *'<Plug>EblookInput'*
検索単語を入力して検索を行うためのキー。省略値: <Leader><C-Y>
<Leader><C-Y>を指定する場合の例:
map <Leader><C-Y> <Plug>EblookInput
'<Plug>EblookSearch' *'<Plug>EblookSearch'*
カーソル位置にある単語(nmap)/選択した文字列(vmap)を検索するためのキー。
省略値: <Leader>y
<Leader>yを指定する場合の例:
map <Leader>y <Plug>EblookSearch
'eblook_no_default_key_mappings' *'eblook_no_default_key_mappings'*
デフォルトのキーマッピング<Leader>yと<Leader><C-Y>を登録したくない場合
(自分で他のキーにmapしたい場合)は1に設定してください。
let eblook_no_default_key_mappings = 1
'mapleader'
キーマッピングのプレフィックス。|mapleader|を参照。省略値: CTRL-K
CTRL-Kを指定する場合の例:
let mapleader = "\<C-K>"
'plugin_eblook_disable' *'plugin_eblook_disable'*
このプラグインを読み込みたくない場合に次のように設定します。
let plugin_eblook_disable = 1
設定例
------
辞書の設定例です。この例では、4つの辞書グループを設定しています。
let eblook_dictlist1 = [
\{ 'book': '/usr/local/epwing/iwanami/koujien',
\'name': 'kojien',
\'title': '広辞苑第五版',
\},
\{ 'book': '/usr/local/epwing/kenkyush/chujisnd',
\'name': 'chujiten',
\'title': '研究社 新英和・和英中辞典',
\},
\]
let eblook_dictlist2 = [
\{ 'book': '/usr/local/epwing/tougou99',
\'name': 'kanjigen',
\'title': '漢字源',
\},
\{ 'book': '/usr/local/epwing/tougou99',
\'name': 'gn99ep01',
\'title': '現代用語の基礎知識1999年版',
\'autoformat': 1,
\},
\{ 'book': '/usr/local/epwing/tougou99',
\'name': 'gn99ep02',
\'title': '最新日本語活用事典',
\},
\]
let eblook_dictlist3 = [
\{ 'book': '/usr/local/epwing/kenkyush/chujisnd',
\'name': 'chujiten',
\'title': '研究社 新英和・和英中辞典',
\},
\{ 'book': '/usr/local/epwing/PLUS',
\'appendix': '/usr/local/epwing/appendix/plus-2.0',
\'name': 'plus',
\'title': '研究社リーダーズ+プラスV2',
\},
\]
let eblook_dictlist9 = [
\{ 'title': '理化学辞典第5版',
\'book': '/usr/local/epwing/RIKAGAKU',
\'name': 'rikagaku',
\'autoformat': 1, },
\]
more point
----------
contentウィンドウやentryウィンドウの内容が<more point=5>のように終わっていて、
全ての内容が表示されていない場合、eblookのmax-hitsの値(デフォルト256)を
増やしてください(eblookのmax-textの値(デフォルト8192)も参考)。
~/.eblookrcに以下のように記述します(0にすると無制限)。
set max-hits 512
set max-text 0
==============================================================================
6. コマンド *eblook-command*
:[N]EblookSearch {word} *:EblookSearch*
辞書グループ番号N内の辞書の検索を行います。
検索する文字列を引数に指定します。
:[N]EblookListGroup [N] *:EblookListGroup*
辞書グループの一覧を表示します。
辞書グループ番号は連続していない可能性があるため、
'eblook_dictlist{m}'が存在するかどうか、mが1からNの範囲でチェックします。
デフォルトでは99までチェックします。
:[N]EblookGroup [N] *:EblookGroup*
明示的に[count]や[N]で辞書グループ番号が指定されていない時に使う
デフォルトの辞書グループ番号'g:eblook_group'を設定します。
辞書グループ番号無しで実行した場合は、現在の値を表示します。
:[N]EblookListDict [N] *:EblookListDict*
辞書グループ番号Nに含まれる辞書の一覧を表示します。
'eblook_dictlistN'に設定されている内容を表示します。
:[N]EblookSkipDict {m} *:EblookSkipDict*
引数で指定した辞書番号の辞書を一時的に検索対象から外します。
'eblook_dictlistN[m].skip'を1に設定するのと同じです。
複数の辞書番号を引数に指定する場合は、間にスペースを入れてください。
対象の辞書グループ番号をNで指定可能(|:command-range|)。
:[N]EblookNotSkipDict {m} *:EblookNotSkipDict*
引数で指定した辞書番号の辞書を一時的に検索対象に入れます。
'eblook_dictlistN[m].skip'を0に設定するのと同じです。
複数の辞書番号を引数に指定する場合は、間にスペースを入れてください。
対象の辞書グループ番号をNで指定可能。
:[N]EblookPasteDictList [N] *:EblookPasteDictList*
辞書の設定内容を、~/.vimrcに記述可能な形式でペーストします。
eblook-vim-1.0.5からeblook-vim-1.1.0で辞書の設定形式が変更されたので、
旧形式の設定を読み込んだ後でこのコマンドを実行して、
新形式へ変換するために使います。
対象の辞書グループ番号をNで指定可能。
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7. 問題点 *eblook-problem*
発音記号をUnicodeに置換して表示した際、アクセント位置等がずれることがあります。
:se ambiwidth=single
すると少しはましになることもあります。
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vim:set ft=help:
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